美しいイスラム美術が見られる!クアラルンプールのイスラム美術館

マレーシアには仏教徒やヒンズー教徒もいますが、国教はイスラム教で7割近くの人がイスラム教を信仰しています。そしてマレーシアの首都であるクアラルンプールは、近代的な高層ビルが立ち並ぶ地域です。今回はマレーシアのクアラルンプールにある日本からも多くの人が訪れる観光の名所の1つ、イスラム美術館がについてご紹介します。

イスラム美術館(クアラルンプール)の目玉

1998年12月にオープンしたクアラルンプールのイスラム美術館は、イスラム圏の文化が反映された美術品や工芸品の展示をしている美術館です。イスラム美術を扱う展示施設としては、マレーシアだけでなく東南アジア全体でも最大規模を誇り、7000点以上の展示品があります。このイスラム美術館の中には12のギャラリーがあり、コーランや写本が見られるエリア、イスラム建築が見られるエリア、さらに中国やインド、シリアなど異なった地域のイスラム美術も展示されています。モスクのミニチュアや美しい陶磁器の展示も見どころの1つですが、イスラム美術館は建物自体にも特徴があるので注目したいところです。建物には美しい模様のタイルやイスラム様式のドーム型の天井など思わず目を奪われるような装飾があり、たっぷりとイスラムの世界を堪能できます。

イスラム美術館の観光のポイント

イスラム美術館はマレーシアのクアラルンプール国際空港から、車で40分ほどの距離にあります。周囲は観光地となっていて、緑豊かな都会のオアシス・ペルダナ植物園に隣接しているという立地です。付近には国立プラネタリウムや記念館、モスクなどもあるので合わせて立ち寄るのもおすすめです。イスラム美術館に行く際、最寄りの鉄道駅となるのはクアラルンプール駅で、美術館は駅の西側に位置しています。徒歩7本程度と、駅からそれほど負担なく歩いて行くことが出来る距離にあるので、散策をしながら訪れるのも良いでしょう。イスラム美術館の1階にはレストランも併設されていて、アラブ諸国の料理を楽しめます。さらにギフトショップもあるので、お土産を買うのにもピッタリです。ここではイスラム調の工芸品や雑貨、本などを購入できます。

イスラム美術館(クアラルンプール)の見どころや観光のポイントについてご紹介しました。ペトロナスツインタワーをはじめ、現代的な高層ビルが立ち並ぶ都会でショッピングをするのも良いですが、国教がイスラム教のマレーシアを訪れた際には、美しいイスラム美術の数々を見学することができるイスラム美術館もおすすめです。

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