他の観光地にはない魅力を持つタイのメーサイ
メーサイはタイの最北端にある国境の町です。サーイ川というミャンマーとの国境があって、タチレクと隣接しています。タイ側からの観光客もビザなしで数日間滞在できるので、日本人観光客からも人気を集めています。中国人観光客も多く訪れていて、アジアからの人気も高いです。ミャンマー人とタイ人が一緒に暮らし、生計を共に立てている面白い街です。
中国人観光客の影響で変わったメーサイ
タイのメーサイは、一昔前まで、メインストリートの周辺に小さなお店が集まっているタイの一般的な田舎町でした。現在市場に行けばミャンマーの葉巻が売られていて、おいしい麺を食べることができます。橋を渡れば隣の国というエキゾチックな雰囲気です。中国人観光客が増加するのと相まって、街は少しずつ変わっていきます。漢字の看板が増え、メーサイには美塞という漢字があてられるようになりました。お寺のトイレにも中国語で表記がされていたりと、買い物好きの中国人観光客がたくさん訪れた背景も相まって、アーケード商店街ができています。お土産物屋さんも多く、街全体がパワーアップしたイメージです。
観光地として有名なワット・ドーイワオ
タイのメーサイを訪れる時、観光地として外せないのがワット・ドーイワオです。歩いていくなら、龍の装飾がついた独特な石段をかなり頑張って登らなければたどりつかないところにあります。メーサイ市街から西側の高台までは道路もあり、車で行くことも可能です。ここはメーサイの街並みと、ミャンマーのタチレイを一望できる絶景を拝むことができます。国境側には大きなサソリの像があって、サソリ寺との異名を持っている珍しいお寺です。見る者を圧倒するすごい迫力があります。
チェンライからメーサイを目指す方法
タイのメーサイへは、チェンライ中心部のバスターミナルから1時間15分程度でたどり着くことができます。エアコンなしのバスだと150円前後、エアコン付きのバスなら190円程度で到着可能です。わずか数十円の違いなので、エアコン付きのバスの方が涼しくて快適で、しかも速いためおすすめです。30分に1本程度はバスが出ているため、日帰りで訪れる人もたくさんいます。バスで行くには行き帰りともパスポートチェックがあるため、IDは常に持参しておくのがおすすめです。
メーサイはタイの中でものどかな雰囲気を残す可愛らしい街です。国境を接している土地柄から、独特の雰囲気を感じることもできますし、他国との文化交流を体感もできる観光地として人気があります。一度訪れると癖になるような不思議な魅力です。お土産を買えるような商店も増えているので、ショッピングを楽しむ人も多いです。