ベトナム社会主義共和国の首都である観光エリア、ハノイ

ベトナムは東南アジアの中でも、古くから文明が発達した地域です。中国に近い場所にあることから、中国の影響も大きく受けてきました。ベトナムの古代王朝である李朝が都に選んだのがハノイで、現在でもベトナム社会主義共和国の首都として機能しています。ベトナムに来た多くの観光客も訪れている、人気のある観光エリアです。

ハノイの名物、水上人形劇

ハノイで観光客に人気があるのが水上人形劇です。水上人形劇はベトナムの北部で昔から行われてきた伝統芸能で、もともとは農業が暇な時に農民が行っていた娯楽でした。水面を地面に見立てて劇を演じるのが水上人形劇の特徴で、人形を操作するスタッフは、体を腰の部分まで浸して、人形を操ります。劇では物語の内容に合わせて、歌や楽器演奏も行われ、人形も演奏に合わせて動かされます。外国人の観光客が水上人形劇を楽しめるのはホアンキエム湖で、湖のほとりで人形劇が開催されています。

歴史のあるハノイの旧市街

ハノイの旧市街は、ハノイの中でも特に長い歴史を持っている観光スポットです。旧市街が建設されたのは11世紀にまでさかのぼり、当時のベトナムを支配していた李朝がこの場所を都に定めて以来、ずっとハノイの中心街として繁栄している場所です。地理的にはホアンキエム湖の北側に位置し、歴史を感じさせる町並みが魅力の市街です。ハノイ36通りという古い通りには、それぞれ通りにあった店の名前がつけられていて、銀通りや綿通りなどの通りがありますが、現在は別の種類のお店も多く建ち並んでいます。

植民地時代に造られたハノイのロンビエン橋

ロンビエン橋はベトナムがフランスの植民地であった時代に造られた橋で、現在では観光名所としても有名です。ベトナムの北部を流れている紅河にかかっている橋で、ハノイの市街と東側の地域を結んでいます。橋が完成したのは1902年で、造られた当時はフランスの総督の名前がつけられていました。鉄骨を用いたトラス構造で設計されていますが、デザインには曲線も取り入れられていて、パリのエッフェル塔に例えられることもあります。現在でも使用されていて、人やバイクが通行できます。

ハノイはベトナムの中でも歴史がある都市です。11世紀に李朝が都を置いて以来、国の中心地として栄えています。ハノイで観光客に人気があるのが水上人形劇で、水を地面に見立てて人形劇を演じるのが特徴です。旧市街はホアンキエム湖の北側に位置し、古い通りにはそれぞれお店の名前がつけられています。ロンビエン橋は植民地時代に造られた橋で、現在でも使われています。

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