ラオスのルアンプラバンは街全体が世界遺産の仏教の聖地
ラオスといえばベトナムと中国やカンボジアに国境を接する東南アジアの内陸国です。旧共産圏に属する国でありながら敬虔な仏教教徒が多いお国柄です。そのようななかにあって古都ルアンプラバンは、メコン川に接した仏教の聖地です。フランスの植民地支配下に置かれた影響で街中には、フレンチコロニアル風の建物と荘厳な寺院がコントラストをなす街です。
ルアンプラバンの托鉢儀礼は参加できる
ラオスを代表する仏教の聖地ルアンプラバンを訪問する人の多くが、修行僧の「托鉢儀礼」の見学です。実はこの托鉢儀礼は地元の方とともに参加することも出来ます。朝5時半までにシーサワンフォンどおりの界隈に集合のうえ、托鉢セットを手にした売り子の人から、お金を払って購入すれば準備は完了です。案内に従いゴザのしかれた指定場所に案内されると、後はオレンジの法衣を身にまとった僧侶の一段が訪れるのをまつだけです。喜捨は購入したごはんや果物を僧侶が手にするバスケットに収めることで終わります。
美しさで有名の、ワット・シエントーン寺院
ラオスのルアンプラバンは、同国最大の仏教聖地だけに数々の寺院が建立されている点でも有名です。なかでもワット・シエントーン寺院は、ラオス国内にある寺院のなかでも最も美しいとの評価が定着するほどです。本堂は急峻なカーブを柄がいた屋根が幾重にも重なった独自のスタイルで、寺院の壁面には黄金の彫刻が目をひきます。本道の裏側に足を運ぶと、仏教の創始から伝来などの展開を元にした生命の樹のモザイクが一面に描かれています。黄金に輝くまばゆいばかりの建物には、過去の王様の葬儀につかわれた霊柩車が納められているのです。
メコン川をみおろすパークウー洞窟
ルアンプラバン近郊のバークウー洞窟は、人気の観光スポットのひとつです。メコン川沿いにあるルアンプラバンの船着場からボートに乗り込んで、北上すること二時間ほどの距離にバークウー洞窟に所在しています。洞窟はタムティンとタムプンの二つの洞窟からなり、なかには約4000体以上の仏像が安置されているのです。いり口周辺からは眼下にメコン川を望む雄大な景色が広がっています。ちなみにバークウーツアーでは洞窟に行く前にバーンハーサイ村に立ち寄るので、お土産を購入する時間も確保されています。
ルアンプラバンは敬虔な仏教徒が多いラオスのなかにあって、最大の仏教の聖地です。毎日荘重にはオレンジ色の法衣を見にまとった修行僧の托鉢をめにすることが出来ます。仏教聖地であるだけに、多彩な仏教寺院が建立されているのも、ルアンプラバンの魅力の一部を構成しています。周辺には数多くの観光スポットがあるので、気軽に訪問できる仏教聖地です。