香港の人気観光地「馬鞍山」のおすすめスポット3選

中国南部の香港は、1996年にイギリスから中国に返還された地域です。世界屈指の国際都市であり、中心部には高層ビルが建ち並んでいる近代的な雰囲気を漂わせた街になっています。北西部にある馬鞍山地域は、香港の中でも昔ながらの佇まいを残している一帯で観光客に人気のスポットが多いのが特徴です。ここで馬鞍山のおすすめ観光地を紹介するので、参考にしていただけると幸いです。

荘厳な景色を目にできる牛首山

馬鞍山から車で40分の位置にある「牛首山」は、800年代初頭に建立された仏教寺院です。西山湖のほとりに立っており、高さ50mもの巨大な仏塔が寺院の中心部にあります。この仏塔は2本で一対となっており、遠くからみると牛の角のように見えることから「牛首山」という名称が付きました。約810ヘクタールの敷地内には伽藍と宝物倉庫・僧侶達が寝起きしている宿坊もありますが、観光客は敷地内を自由に見て回ることが可能です。西山湖周辺は遊歩道もあり、ゆっくりと散策を楽しめます。

世界三大競馬場のひとつ沙田競馬場

「沙田競馬場」は世界三大競馬場のひとつに数えられているところで、毎年9月に世界最高峰のレースである香港国際競争がおこなわれる会場です。世界各国の名馬が集結する競馬場で、日本生まれの競走馬も数多くこの地で活躍しています。1988年に建設された約15万人を収容できるアリーナ型観覧席があり、8kmの芝とダートコースを備えているのが特徴です。土日のみレースが開催されており、馬鞍山市内から車で約15分で向かえます。場内には飲食店が数多く入居していて、観光スポットとしても人気です。

ヨーロッパ風の建物になっている錦泰商場

馬鞍山の中心部にある「錦泰商場」は1850年に設けられた市場で、バロック様式の建物内に計320軒もの商店が入居しています。現在は現地市民の台所として機能していますが、イギリス統治下時代は薬草や海産物等を扱う貿易施設として利用されていました。馬鞍山の人気観光地でもあり、多くの観光客が訪れるスポットです。「錦泰商場」周辺はホテルが数多く建ち並ぶ一帯なので散策を楽しみながら土産を購入したり、フードコートで香港名物の点心といった食事を味わうこともできます。

以上、香港の人気観光地である馬鞍山周辺のおすすめ観光地の紹介でした。中国でありながらイギリスのロンドンのような風景が至る所にある馬鞍山は、市内を循環しているバスも2階建てのイギリス仕様になっています。郊外に行くと牛首山のような歴史と情緒があふれる仏教寺院もあり、馬鞍山は近代・古代両方の良さを体感できる地域です。

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