カリマバードはパキスタンが誇る秘境として知られている
カリマバードはパキスタンに位置しており、桃源郷として有名なフンザの中心となります。7千メートル級の山々が聳えており、春には様々な花々が咲き乱れます。絵画のように美しい村には、バルチット城をはじめ多くの観光スポットが揃っています。カリスマバードには日本人登山家を記念した学校もあり、日本と馴染みの深い場所でもあります。
カリマバードのバルチット城
カリスマバードの丘の上には、バルチット城が建っています。この城はポタラ宮を模して建造されており、バルティスタンから嫁いだお姫様が職人を引き連れて建てたと言われます。バルチット城の上には守護神アイベックスが設置されており、側には城主のための椅子が備わっています。当城からはフンザ渓谷を一望でき、パキスタンの大自然と家々が連なる光景を堪能できます。バルチット城の下はカリマバードのメインストリートとなります。道の両側には観光客向けの土産物店など、様々な店が立ち並びます。その他、日用品や雑貨などの店舗が軒を連ねています。
カリマバードのホテル
ホテル・フンザエンバシーは、映画のロケ地にもなった有名なホテルです。当ホテルから徒歩10分で、村の中心地にアクセスできます。そこではバザールが開催され、多くの住民や観光客で賑わいます。当ホテルはホスピタリティの高さで定評があり、何かトラブルが発生しても安心です。ホテルからはフンザ渓谷を一望でき、左奥にはゴールデンピークを望めます。ホテル内のレストランでは、パキスタンやフンザの郷土料理を堪能できます。その料理は長寿につながると言われ、杏オイルやチーズなど身体に良い食材が用いられています。
カリマバードのバルティット・フォート
カリマバードの北約15キロの地には、美しいターコイズブルーのアタバード湖があります。カリマバードはフンザ川の西岸に位置しており、標高2,500メートルの渓谷に広がります。当地はその昔、ヒンドゥークシュ山脈からカシミール谷へ移動する中継地でした。周囲にはパキスタンの7千メートル以上の山々が聳えており、氷河と渓谷に囲まれます。カリマバードは以前バルティットと呼ばれており、フンザの君主ミールが統治していました。バルティット・フォートはミールの宮殿として建設されたものです。
カリマバードは、フンザを訪れる観光客の誰もが滞在する場所です。当地はフンザの中心地であり、観光の拠点ともなるからです。周囲との交通が発展途上段階にあり、豊かな大自然が残っているのも魅力です。それはパキスタンが誇る秘境でもあり、同国の歴史の1ページが刻まれている場所でもあります。特に春の自然の美しさは格別で、内外から多くの観光客が連泊して楽しみます。