スリランカの古都の街ポロンナルワで歴史を感じる旅に出よう

スリランカは南アジア・インド大陸の南東にあるセイロン島にある国です。紀元前5世紀から国の歴史があり、植民地支配の時代や内戦の時代を経て、現在の国の形となりました。ポロンナルワは島の北側に位置する、国の第2の都市として知られている街です。自然に囲まれた環境と古都時代の建築物が有名で、海を見る事も出来る素敵な街として知られています。

古都の歴史ロマンを感じるポロンナルワ王宮

かつてスリランカ全土を支配したと言われるパラークラマ・バーフ1世。その宮殿遺跡がポロンナルワには残っています。宮殿はクワドラングルと呼ばれる外壁で取り囲まれており、この中にチケットオフィスが設置されているのです。宮殿の大きさは幅が13メートル、奥行きが31メートル、驚くことに地上7階建ての建物として知られています。完璧な姿を保っていた時代には、千以上もの部屋があったとも言われており、当時の宮殿の豪奢さを垣間見ることが出来るでしょう。壁は大昔は白色であったと言われ、とても美しい宮殿であったことがわかります。

ポロンナルワ・アタダーゲーでは仏様の歯が

スリランカは熱心な仏教国で、ビルマやタイからも修行僧がやってくるほど、仏教が盛んな国と言われています。そのため、スリランカのポロンナルワにはさまざまな仏教寺院が建立されているのが、特徴としてあげられます。宮殿の北側にあるアタダーゲーという仏教寺は、仏歯が埋められていることで有名なお寺です。54の柱と3メートルの像が建てられており、非常に重要なお寺であったことがわかります。このスリランカの王たちは「仏歯の管理人」として仕事を行ったとも言われており、どれだけ仏教が大切にされてきたかがわかる場所です。

ポロンナルワ最大の建築物ランコトゥを見る

宮殿から離れてさらにポロンナルワを北上すると、大きなお椀のような建築物が見えてくるでしょう。ランコトゥ・ヴィハーラと呼ばれるこの建築物は、直径が55メートルもある仏塔です。近くに行けば行くほど、その巨大さがわかるでしょう。もともとは黄金で覆われていたとされており、名前は「金の尖塔」の意味があります。スリランカの寺院など、こうした神聖な場所では靴下を脱いで入る、というのがマナーです。そしてその玄関には像や馬を描いたものや、蓮の花が描かれたハーフムーンストーンが設置されています。細かい部分にまで凝った仏教の美を多いに楽しんでください。

スリランカのポロンナルワには、他にもまだ多数の仏教のお寺や遺跡があります。どれも歴史があるもので、現在も多くのポロンナルワの市民が信仰と祈りを捧げているものです。巨大な遺跡に驚いたり、昔の人々の美意識を感じながら有意義な時間を過ごすことが出来るでしょう。ポロンナルワではレンタル自転車のサービスが人気のため、観光には自転車を活用すると便利に観光先をまわることが出来ます。

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