泰緬鉄道で有名なタイのカンチャナブリは世界的に人気のスポット

カンチャナブリはタイの首都バンコクから北に130kmほどの距離にある町です。タイ国内でも有数の観光スポットになっており、とりわけ泰緬鉄道(たいめんてつどう)にまつわるスポットは世界中の観光客が集まります。70年以上前に建設された鉄道の路線の一部は現在でも供用されています。老朽化した路線と豊かな自然がおりなすコラボレーションを楽しめます。

名所といえばアルヒル桟道橋

タイのカンチャナブリを訪れたら、絶対にはずせないスポットはアルヒル桟道橋、正式名は「タム・クラセー桟道橋」です。アルヒル桟道橋自体は、急峻な崖とクウェー川を結んでいますが、第二次世界大戦中に旧日本軍が英国人捕虜に建設された経緯があります。泰緬鉄道の歴史のなかではシンボリックな存在ですが、現在では観光地化されており世界中から絶景を求めて殺到します。鉄道が運行していないときは、線路上を自由に歩き撮影を楽しむこともできます。手すりや保護設備は一切ないので足元には、ご注意ください。

アルヒル桟道橋近くには、タム・クラセー駅

カンチャナブリのアルヒル桟道橋近く立地するのが、タム・クラセー駅になります。高低差の低い屋根つきプラットフォームがあるだけの素朴なつくりですが、列車待ちをしている乗客や線路上を散策する方などで、賑わいを見せる場所です。構内にはゆっくりしたスピードで列車は接近してきますが、日本でのように白癬などは設定されていないので、スリリングな列車の接近を味わえます。手を僅かにのばせば電車に接触しそうなくらいなので、写真撮影には注意が必要です。ゆっくり構内にあひってくるので基本的には安全ですが、大陸的なおおらかさも魅力のひとつといえます。

列車に乗車して車内から自然を満喫

タイのカンチャナブリを訪問したら、線路上を散策するだけで終わらせるのはもったいないといえます。是非鉄道に乗車して、車内で運行しながら変化する車窓の風景を堪能しましょう。鉄道に乗りながらアルヒル桟道橋を通過すると、違った趣の風景が広がります。アルヒル桟道橋の有名なカーブ部位を撮影するなら進行方向の右側に座席をとって下さい。座席を取れなくても、乗降口にはドアが付いていないので身を乗り出しての撮影も可能です。セーフティー装置がないのでくれぐれも自己責任で十分危険回避に努めることをおすすめします。

タイのバンコクの北にあるカンチャナブリは、タイ国内だけでなく世界中からも観光客が足しげく集まる観光スポットです。カンチャナブリの知名度を世界レベルにしたのは、戦時中に建設された泰緬鉄道周辺のスポットになります。特に人気を集めるのは、アルヒル桟道橋とその周辺です。線路を散策しても、鉄道に乗車しても異なる表情を見せる絶景が広がります。

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