巨大な古代遺跡「サイドゥシャリーフ」とパキスタンで訪れたいおすすめ観光地3選

パキスタンは、世界四大文明のひとつであるインダス文明の発祥地です。首都イスラマバードから約120kmの位置にある「サイドゥシャリーフ」が、インダス文明時代の王宮があった場所であり、現在も王宮跡などを見てまわることができます。ここでは「サイドゥシャリーフ」の詳細情報と、パキスタンを訪れた際に立ち寄りたいおすすめの観光地を紹介していきます。

インダス文明の巨大遺跡サイドゥシャリーフ

広大な砂漠の中で一際目立つ高さ30mのドーム型の屋根をランドマークとしているのが、古代遺跡の「サイドゥシャリーフ」です。紀元前5世紀頃に建造された建物で、インダス文明時代の王宮跡となっています。イスラム教の寺院であるモスクの原形と言われており、天蓋にはパキスタンの国旗に描かれてる五芒星の模様があります。1998年にユネスコ世界文化遺産に登録されたことで、パキスタン有数の観光地となっており、世界各国から大勢の観光客が訪れる人気観光スポットになりました。

景勝地になっているラワット要塞

首都イスラマバードの南東部に位置する丘の上で、重厚感を醸し出しながら屹立しているのが「ラワット要塞」です。1200年代にローマ帝国の侵攻を防ぐために建造された要塞で、現在は歴史博物館として機能しています。正面玄関には大きな鉄門があり、二つの首を持つ獅子の像が設置されていて訪れる人々を出迎えます。地上4階建ての巨大な建物の最上部は展望台になっていて、イスラマバードの市内全体と東側にある砂漠の中に佇むサイドゥシャリーフの姿を目にできる景勝地です。

世界最大の市場フィシャルバザール

「フィシャルバザール」はオスマン帝国時代に建設された屋内型の市場で、約640ヘクタールの敷地面積を有している世界最大の市場です。パキスタン政府の管理下にある公設市場となっており、肉や野菜・魚といった食料品や日用雑貨など、あらゆる品物を購入できる現地市民の台所です。観光スポットとしても人気があり、観光客向けの宝石店や民族衣装を販売する商店もあります。屋台ではパキスタンの郷土料理を味わうこともでき、散策を楽しみながら美味しい料理を満喫できる場所です。

以上、「サイドゥシャリーフ」とパキスタンでおすすめの観光地の紹介でした。中東アジア諸国の中でも古い歴史を持つパキスタンは、国内に数多くの遺跡がある国です。考古学ファンにとっては一度は訪れたい国と言われていますが、考古学ファン以外でも心を打たれるような壮大な規模の遺跡があり、魅了されること間違いなしです。

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