古代中国の街並みを今に残す杭州のおすすめ観光地3選

中国の東部に位置する杭州は黄河の上流に都市が広がっていて、豊かな水資源に恵まれた地域です。南宋時代には朝廷が置かれていた場所でもあり、現在も趣のある静かでいて荘厳な空気を携えた場所です。ここでは杭州を代表する観光地から穴場スポットの紹介もしていくので、これから中国・杭州を訪れる方の参考になれば幸いです。

大河を生み出す「西湖」

黄河と言えば、中国を横断している世界で2番目の流域面積を持つ大河であるとご存知の方は多いでしょう。その黄河の源流が「西湖」で、杭州を代表する観光スポットです。約2,500ヘクタールという広大な面積の湖で、2011年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。季節や時間によって湖はさまざまな顔を見せており、5月から8月になると霧に包まれた幻想的な姿を目にすることができます。観光客向けの遊覧船がありますが、昔ながらの手漕ぎ舟に乗れば趣のある雰囲気を体験できることでしょう。

中国茶を味わえる「龍井茶田」

中国茶は日本では烏龍茶という名で呼ばれていますが、杭州はこの中国茶の生産が盛んな地域です。国内生産量の約70%を担っており、杭州の西部に位置する「龍井茶田」という一帯に茶畑が広がっています。茶畑を望める展望台には茶房も併設されており、杭州名物の月餅と一緒に中国茶を味わうことが可能です。杭州から車で1時間半の位置にあり、観光客があまり訪れない穴場スポットになっています。周囲を山に囲まれ、深い緑に包まれた静かな地域でゆっくりと思いに耽られる場所です。

杭州のパワースポット「雲隠寺」

杭州の中心部から車で20分の位置にある「雲隠寺」は、竹林に囲まれた禅寺です。中国屈指のパワースポットと呼ばれる霊験あらたかな寺院で、本尊である布袋様に触れると病を消し去ってくれると伝えられています。460年に創建され、約620ヘクタールの敷地内に仏塔や伽藍・宝物庫などがあります。小川が流れており、川沿いの岩場には五百羅漢という彫刻を見てまわることが可能。観光客はもちろんのこと、現地市民も多く訪れており、パワースポットであることを体感できる場所です。

以上、中国・杭州のおすすめ観光地の紹介でした。日本から飛行機で約4時間半で向かえる杭州は、中心部は近代的な街並みとなっていますが、周辺は現在でも古代中国時代の情緒があふれる風景を残していmす。都会の喧騒を忘れさせてくれる場所でもあり、観光しながら日頃の疲れた身体と心を癒せして、気持ちをリフレッシュさせられることでしょう。

関連記事