金色の光を放つチャイティーヨとミャンマーのおすすめ観光地3選
古代仏教が今も息づいているミャンマーは、街中を散策するだけでも数々の神秘を体験することができる国です。古代仏教の巡礼地である「チャイティーヨ」は、2003年に世界遺産に登録されたことで世界各国から大勢の観光客が訪れる人気観光地です。ここでは「チャイティーヨ」と、その他のミャンマーのおすすめ観光地を紹介していきます。
神秘的な空間を作り出すチャイティーヨ
ミャンマーの首都ネピドーから25kmの場所にある「チャイティーヨ」は、2003年にユネスコ世界文化遺産に登録された寺院です。1150年に創建された仏教の寺院で、天蓋から外壁に至るまですべて金色で統一されているのが特徴。この寺院では伽藍の裏手にあるチャイティーヨ山の麓にあるゴールデン・ロックという岩をご神体にしています。岩にはミャンマー国内から寄贈された金箔を貼り付けており、文字通りの金色に輝く岩です。ミャンマーを代表する観光地で、大勢の拝観者で賑わいを見せています。
観光の起点となるヤンゴン中央駅
「ヤンゴン中央駅」はミャンマー鉄道のメインターミナル駅で、この場所から国内の都市に向かう列車に乗ることができます。総延長5,400kmにおよぶ鉄道網を有するミャンマー鉄道は国内観光の必須移動手段となるため、観光で訪れた際は必ず立ち寄ることになる駅です。イギリス統治下時代に建設された駅舎はビクトリア様式の白亜の建物となっており、重厚感のある美しい建物です。「ヤンゴン中央駅」周辺にはホテルやバー・食堂などの商業施設があり、繁華街になっている一帯です。
希少な宝を展示する宝石博物館
ヤンゴンの中心部にある「宝石博物館」は1974年に建設された施設です。ミャンマーでは1920年代後半から1980まで、ダイヤモンドやエメラルドといった鉱石の採掘がなされていました。世界第2位の産出国でもあり、その功績を現在に伝えている博物館になっています。直径20cmのダイヤモンド原石や、エメラルドを散りばめた王冠など希少価値のある宝物を数多く展示しており、ミャンマーの観光地の中でも女性に人気のある施設となっています。ヤンゴン中央駅かた徒歩圏内にあり、訪れやすい場所です。
以上、ミャンマーを代表する「チャイティーヨ」と、その他のおすすめ観光地の紹介でした。東南アジア圏内の中でも敬虔な仏教徒が多いミャンマーは、街中全体が厳かで静かな空気を漂わせている国です。経済成長が著しいながらも古き良き時代を残した国でもあり、ゆっくりとした時間を満喫しながら旅行をするにはいい場所です。