川と共に生きるタイの水上都市プーケットの観光ポイント
ベトナムに隣接しているタイは、フィリピンなどの南シナ海との貿易拠点として栄えている国です。そんなタイという国の特徴の一つに、日本と同じように海を挟んで孤島がたくさんあります。その孤島を開拓して都市にしたのですが、その開拓してできた都市として有名なのがアジアのヴェネチィアと称されるタイのプーケットです。
水墨画のようなパンガー湾国立公園
孤島を開拓して人が住める場所を作ったといいましたが、タイは孤島の環境を観光資源にするために国が保全しています。その孤島の環境を堪能できるのが、プーケットのパンガー湾国立公園です。パンガー湾国立公園は海水と真水が交じり合う汽水域に作られた国立公園であり、人の手が加えられていない島と河川がそのまま残っています。汽水域なので海と川の生き物が共存しているだけでなく、いくつもの島がある光景は水墨画のような景色を楽しめるのです。現地ではガイドと一緒にボート散策が出来るので、ゆっくりと水墨画のような自然環境を一望することができます。
安全祈願プラ・プッタミングモンコン
海で商売をする際の安全祈願において、日本と縁が深いのがプラ・プッタミングモンコンです。プラ・プッタミングモンコンは専用の広場を作り、その中央に日本の鎌倉の大仏を彷彿するような巨大な仏陀の像がそびえたっています。このプラ・プッタミングモンコンは、2000年代に起きたスマトラ沖地震によって発生した津波によってプーケットは多大な被害を被ったのです。被害から再興を果たしたときに、海に生きるすべての人が安全でいられますように願いと共にプラ・プッタミングモンコンが出来ます。2011年に日本で地震が起きた際にも、このタイの人々が日本を思いお祈りをささげてくれた場所のためなじみ深い場所です。
内陸部の自然アイランド・サファリ
アジアのヴェネチィアといわれるタイのプーケットですが、内陸部に行くと鉄が図の自然が残るジャングル地帯が広がっています。そんな内陸部の自然が残るタイのプーケットを楽しむのであれば、ぜひ立ち寄りたいスポットがアイランド・サファリです。ジャングル地帯を楽しめるといっても、しっかりとタイの自然保全家が整備しており安全に観光することができます。ガイドと一緒にジャングル内を散策して、固有種である動植物を見ることが出来るのです。それ以外にもジープを使ってより深い内陸部を散策したり、カヌーを使って川を遡上しマングローブなど川で生きる生き物を見ることができます。
タイのプーケットは人々が住めるように孤島を開拓した都市ですが、自然をそのまま残すことによって観光資源にしています。内陸部はジャングルになっているだけでなく、少し海辺に行けば水墨画のような汽水域の水と島が織りなす絶景を望むことが出来るのです。町に行けば水上マーケットでおいしい食べ物が食べられるだけでなく、時間にとらわれないゆっくりとした時間をプーケットでは楽しむことができます。