魅力あふれるソウル・東大門デザインプラザ(DDP)

「東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)」は、2014年3月に韓国・ソウルにオープンした観光名所です。東大門をデザイン関係の中心地とするべく、かつて東大門運動場があった場所に建設されました。設計したのは、日本の新国立競技場の設計に携わったことでも知られるイラク出身の建築家で、独特の流線形のフォルムが特徴的です。2009年にオープンした隣接の「東大門歴史文化公園(トンデムンヨッサムナコンウォン)」とともに、韓国・ソウルの新ランドマークになっています。

アクセスや移動は良好

DDPは地下鉄2・4・5号線東大門歴史文化公園駅から直結しているので、アクセスは良好です。それから、大通りを挟んで反対側にあるファッションビル前にはDDPに通じる地下通路もあるので、遠回りせずにDDPへ行き来することができます。DDPの敷地面積は86574平方メートルです。かなりの広さがありますが、内部には連結しているところや出入り口が多くあるので、うまく回れば楽々移動できると思われます。エリアは大きく分けて、デザインラボ・ミュージアム・アートホール・デザインマーケット・東大門歴史文化公園の5つです。東大門歴史文化公園以外の施設内にある案内デスクでは詳しいフロアガイドを受けることもできます(韓国語、簡単な英語可)。効率的に回るために、まずこちらを訪ねてみるのもよいでしょう。

それぞれのエリアについて

“デザインラボはライブ・デザイン・ライブラリーがコンセプトの施設です。1階と2階に店舗があり、通路には自由に読書が楽しめるよう本棚が設置されています。
ミュージアムは、韓国トレンドの発信地です。施設内は全長533メートルものデザイン遊歩道や流線型の造形階段でも移動できます。各階には博物館や展示館、遊び場があって、季節ごとに様々な展示が行われています。
アートホールは、国際フォーラムやファッションショーが行われる会場です。開催中は世界的な著名人や韓国の芸能人が訪問し賑やかになるそうです。
デザインマーケットにはソウル市内で人気の飲食店や、韓国コスメ、衣料品店などが多数出店しています。文化体験やショッピングを楽しむことができます。
東大門歴史文化公園は、かつての王朝時代に城壁があったことを記憶する場所です。照明塔やソウル城郭(日本の植民地だった時代に壊されたものを復元したもの)、東大門運動場記念館、東大門歴史館などがあります。”

DDPが韓国・ソウルの新ランドマークとしてオープンしてから、若い世代の流動人口が増えたり、周辺施設との結びつきが強まったりしたといいます。変わったといわれる街全体の雰囲気や距離感を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。夜には東大門歴史文化公園も含めたライトアップが行われます。DDPの独特なフォルムが一段と際立つ様は必見です。

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