アグラの一番の観光名所タージマハルの見どころについて

インドのアグラは首都のデリーから南へ下ったところへある中堅都市のことで、昔はムガル帝国の首都だった時代もあってアーグラーと言われたりします。観光名所としても有名なタージマハルやアグラ城、ファテープル・シークリーといった世界遺産もあって世界から観光客が集まる街です。インド旅行だと必ず訪れる街ともいえるぐらい有名で、ツアーの殆どにもアグラ観光が組まれてます。

実はお墓のタージマハル

インドのアグラの観光で絶対に行きたいのがタージマハルで、テレビなどで見たことがある人も多いと言えますが白亜の大理石で作られた美しい宮殿で、左右対称になっていて近くで見るとその迫力に圧倒されます。宮殿前に広がっている庭園もとても美しくて水路はムガル帝国の優雅さを今でもうかがうことが出来ます。宮殿と言われますが実はお墓で、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハルのために建築したものです。中には棺があって見学も可能で、タージマハルという名前もムムターズ・マハルが元です。妃のためにこれだけのお墓を作ったことはそれだけ愛情が深かったと言えますが、建築したシャー・ジャハーンは息子によって皇帝の座から引きずり降ろされてしまい、アグラ城へと幽閉されてしまいそのまま死を迎えました。大変綺麗な建物ですが愛と悲しみに満ちた物語も隠されてます。

タージマハルの主な見どころ

インドに来たら絶対見たいタージマハルですが、見どころは盛りだくさんでまず庭園へと続いている正門の大楼門があり、赤砂岩で作られた門を抜けると前方にタージマハルが見えてきて、アーチ越しに見るとまるで絵画のようでもあり一気にワクワク感も高まってきます。この正門をくぐると庭園が拡がっていて4本の水路が四方へと流れていて、水面に美しいタージマハルが映りこんでいるのも見どころです。庭園の中央部には白大理石づくりの基壇があって、そこからは左右対称の姿が見られます。モスクの形をした丸屋根の宮殿が墓廟で、中に皇帝と妃の棺が安置されていて、中は写真撮影は禁止でここは観光客も多く見学もすぐに終わります。
墓廟の周囲を囲むように建っているのがミナレットで、これがあるためにタージマハルの視覚的な調整も保たれてます。インドのアグラにはホテルの部屋からタージマハルが見れるところも多く、朝や夕暮れに見るととても幻想的な姿が見られます。

インドのアブラにあるタージマハルの見学は大体1時間ほどで、敷地内に博物館もあって全て周ると2時間くらいです。ゆっくり見て回るなら早朝に行くのがおすすめで10時を過ぎてくると観光客が増えてきます。3月から5月は昼間の気温も40度以上になるので涼しい朝が良く、冬の11月から2月だと霧が発生して見えないこともあるので注意が必要です。

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