インドネシア・ジャワ島のボロブドゥール寺院遺跡に行ってみよう

インドネシアの世界遺産、世界最大級の仏教寺院であるボロブドゥール寺院遺跡群は、東南アジアでも特に人気の高い、石で作られた古代の建造物です。インドネシア一の人口を誇り、観光地としても人気の高いジャワ島に位置するこの遺跡は、海外旅行の目的地としてうってつけの場所です。この遺跡群の目玉は、その名前の由来にもなっている、古代技術の粋の詰まったボロブドゥール寺院遺跡です。ここではその魅力をお伝えしていきます。

ボロブドゥール寺院とは

インドネシアの人気観光地・ジャワ島にある、石で築かれた古代の巨大寺院、ボロブドゥール寺院遺跡は、世界遺産の一つに数えられるボロブドゥール寺院遺跡軍のメインスポットです。
8世紀のジャワ島における仏教王朝・シャイレーンドラ朝時代に築かれたこの寺院は、王国の衰退と共に長い間その存在を忘れられてきましたが、千年の時を経て再び発見され、注目の的になりました。
ピラミッド型をしたこの遺跡は、200万個以上の石を積み上げて建造されていて、内部に空間はありません。敷地は120m四方の広さを誇ります。頂上には一際大きな仏塔(ストゥーパ)がそびえ、その周囲は仏像の安置された小さなストゥーパで囲まれています。
寺院は仏界、色界、無職界で構成され、全体で一つの曼陀羅であると言われています。回廊を巡ることで深淵なる仏教的宇宙の世界観を体感できるようになっているのです。

ボロブドゥール寺院の見どころ

有名なのは回廊に描かれた精密なレリーフです。ブッダやインドの仏教説話が表情豊かに彫刻されており、その数は2500面にも及びます。
また、回廊の外縁にある数々の仏像も見どころです。東西南北にそれぞれの印を結んだ姿の仏像が108も並んでおり、その光景は圧巻です。
ボロブドゥール寺院をバックにした日の出や日の入りの風景も秀麗です。絶好の写真スポットとして人気を集めています。時間帯を見計らってサンライズ・サンセットの美しい瞬間を切り取ろうと、大榮の人が待ち構えます。
遺跡の施設内にはホテルが設置されていて、ガイド付きツアーなども組まれています。
世界遺産としてのボロブドゥール寺院遺跡群にはボロブドゥール寺院遺跡の他にも、美麗な仏像で有名なムンドゥ寺院、レリーフの有名なパオン寺院などが存在します。

ボロブドゥール寺院遺跡は、世界文化遺産の代表格の一つであり、古代インドネシアの歴史の魅力がてんこ盛りでし。またその周囲にも、ジャワ島の魅力あふれる史跡が多数存在します。日本からの飛行機の乗り継ぎもよいため、訪れる価値は十二分にあるでしょう。古代遺跡のロマンを体感しに、インドネシア・ジャワ島旅行に行ってみてはいかがでしょうか。

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