バンコクの観光名所、黄金の涅槃仏がある涅槃仏寺院

タイの首都であるバンコクは、タイを訪れる多くの観光客が立ち寄っている都市です。市内には近代的な建物の他に、歴史的な建物も多く残されています。涅槃仏寺院もそうした建物の一つで、バンコクにある寺院の中でも最も規模が大きく、古い時代のものです。およそ8万平方メートルの敷地には、有名な涅槃像が置かれた殿堂などがあります。

バンコクで人気のある涅槃仏寺院

涅槃仏寺院はタイのバンコクにある有名な観光名所です。涅槃仏とは、お釈迦様が入滅する姿を仏像として表したものです。床に寝そべっているような姿なので、寝仏や寝釈迦像という名前で呼ばれることもあります。床の伸ばした足の裏側には独特の文様が描かれていますが、これは仏教の世界観を表したものです。バンコクの涅槃仏寺院はプラナコーン区にあり、第一級ラーチャウォーラマハーウィハーンに格付けされている寺院です。タイ語での正式な名称は、ワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム=ラーチャウォーラマハーウィハーンと言いますが、長くて覚えられないので、ワット・ポーという名前でよく呼ばれています。ワット・ポーには菩提の寺という意味があります。バンコクを代表する観光名所として毎年多くの人が訪れているお寺です。

黄金の仏像がある涅槃仏寺院

バンコクの涅槃仏寺院にある涅槃仏は、全身が黄金色に輝いているところが他の仏像とは違う大きな特徴です。全長は46メートルで、15メートルの高さがある規模の大きい仏像です。仏像を作らせることを命じたのはラーマ3世で、ラーマ3世はチャクリー王朝の第3代国王で、信仰の厚い仏教徒として知られている人物でした。全身が金色ですが、仏像は全て黄金で作られているわけでなく、外側に金箔を貼り付けて作られています。目と足の部分には真珠貝が使用されていますが、真珠貝の内側の部分を選んで使っています。足の裏側に書かれている仏教の教えは、インドと中国とタイの文化が混合したものです。涅槃仏寺院には108ヶ所に鉢が置かれていて、その中に硬貨を入れると煩悩が消えるという言い伝えがあり、寺院を訪れた多くの観光客が硬貨を投げ入れています。

涅槃仏寺院はバンコクだけでなく、タイ全土でも特に人気の高い観光名所です。お釈迦様が床に寝そべっている姿で作られている大仏は、観光客に非常に人気があります。全身が黄金色に輝いているのもこの仏像の人気が高い理由で、表面の部分に金箔を貼って作られています。お寺に置かれた鉢に硬貨を投げ入れることで、煩悩を消すことができるという風習も観光客に人気があります。

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