マレーシアのプトラジャヤにある魅力的なピンクモスクについて
マレーシアは温暖な気候と計画された都市整備によるアクセスの良さから、多くの観光客がここを訪れています。経済の発展と、古くからある民族的宗教的な文化とが見事に両立された地域としても知られています。
公用語のマレー語だけでなく、準公用語として英語が広く利用されているマルチリンガルの国であり、初めての人にも抵抗なく入り込めることもマレーシアの魅力です。
ピンクモスクのあるプトラジャヤについて
ピンクモスクのあるプトラジャヤはマレーシアの都市で、首都のクアラルンプールから南におよそ20キロメートルにあります。1990年代後半に水と緑をコンセプトにして都市の開発が始まった結果、道路や公園は広々としていてモダンな建築物が並ぶその景観は、首都の混みあった様子とは異なっています。
マレーシアは連邦直轄領が3つと州が13あって、プトラジャヤはクアラルンプールとラブアンについて3番目に整備された直轄領であります。国内に住んでいるマレーシア人のほぼすべてがイスラム教徒でありますが、中国系やインド系の住民は仏教やヒンズー教を信仰していて、多民族国家であることから信教の自由が認められています。
イスラム教のモスクや関連施設が数多く建てられていて、多くの観光客が宗教色豊かなその造りを見ようとここを訪れます。
ピンクモスクの特長について
プトラジャヤにあるイスラム教のモスクであるプトラモスクは、1万5千人もの崇拝者を収容可能な巨大な建築物です。ドームは花崗岩によって造られていて、その色がピンク色のバラに近いことからピンクモスクとも呼ばれるようになりました。かわいらしいその外観からガイドブックの表紙にも使われるようになり、日本の旅行サイトやガイドブックの表紙を飾っていることから、女子旅の目的地にこのプトラジャヤやピンクモスクが選ばれるようになりました。
外観は石造りの堅牢な様相であり内部は静寂な雰囲気ですが、ピンクとローズピンクのパステル色で装飾が施されいてアクセントになっています。ステンドグラスから差し込む光によって、水色やピンク色が穏やかに浮き上がっていて、内壁をやさしく照らします。内外共にピンク色が基調であることがこのモスクの特長です。
入場料は無料ですが、内部の見学時には肌を露出させることができませんので、ローブカウンターでローブを借りてピンクモスク内を見学することになります。
ピンクモスクに代表される宗教色豊かな建築物が多く建てられているプトラジャヤですが、計画されて整備された都市であるためアクセスや移動に滞りはありません。多民族多宗教の国であるので、イスラム教のモスクと他主教の施設を見ることで、この国と人々の考え方や暮らしが垣間見られます。
クアラルンプール国際空港から電車でプトラジャヤに行ってそこからバスで到着できる、アクセスの良さも魅力です。