平壌は凱旋門をはじめ、魅力的観光スポットが数々あり

北朝鮮とはいまだに国交がないこともあり、首都平壌はどのような都市なのか想定もできない方も多いのではないでしょうか。朝鮮戦争時には平壌は焼け野原になりましたが、その後の社会主義計画経済のもとで着実に各種交通インフラをはじめ、大型建築物建設などで生前とした首都となり発展してきました、そんな平壌には他の首都にはない独自の魅力があります。

パリよりも高さで上回る凱旋門

北朝鮮は社会主義にもとづく計画経済を長年展開してきたことがあり、独自の統治システムも影響して東京などとは異なる街並みを実現しているのが特徴です。首都平壌自体が国家体制を訪問者に向けて、告知する意味合いがあるため、ユニークな建築物などを目にすることができる訳です。そんな北朝鮮の首都平壌のランドマークとも言うべきスポットになるのが、凱旋門になります。凱旋門といえばパリが有名ですが、平壌に建築された凱旋門の方は10mほど高く、1982年に完成しました。金日成主席の抗日戦争革命を記念して建立され、四隅を2本の二重の石柱で支える中に半円形の大きなアーチが目をひきます。北朝鮮の国父に位置づけられる金日成主席を健勝する趣旨で建立されたことから、全体としては質実剛健な印象ですがランドマークとしての華やかさも備えています。

祖国解放戦争勝利記念館や地元のスーパー等

北朝鮮の平壌を代表するランドマークの凱旋門は、日本円で330円ほど支払うと内部を登ることも出来ます。付近にはピラミッド型の建設途中のホテルなども目にすることができ、平壌ならではの異国情緒を覚えます。凱旋門付近の観光のあとは、地元のレストランで北朝鮮グルメを。名物の冷麺などは、本場ならではの黒くコシのある麺と、すっきりしたスープの味わいを堪能できるはずです。朝食のあとにおすすめなのは、祖国解放戦争勝利記念館。朝鮮戦争停戦時には北緯38度線を境に設定されましたが、北朝鮮にとっては事実上の現在の体制の礎となったことを記念して建設されています。敷地内には1968年に北朝鮮に拿捕されたプエブロ号も目にすることが出来ます。記念館の付近には平壌市民が利用するマーケットがあり、1階には外貨両替所も運用中です。

日本とは国交がないことから、近くて遠いのが北朝鮮です。政治問題に注目されがちですが、首都平壌では社会主義計画経済ならではの、街並みが広がります。平壌のランドマークともいえるのが凱旋門です。パリの凱旋門より高さがあり、代表する観光スポットとなっています。北朝鮮を代表する冷麺などを味わった後は、祖国解放戦争勝利記念館やマーケットなどで北朝鮮独自の空気感を堪能することができます。

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