ティンブーの王制100周年記念市場など魅力的な観光スポットを御紹介

インドと中国に国境を接するブータン王国は、東洋最後の秘境と通り名がある程のお国柄です。ヒマラヤ山脈を間近に控えた豊かな自然と、独自の仏教の影響を受けた文化様式などで知られています。伝統的な生活が現在でも主流で幸福度が非常に高い国との評価も定着しています。信号機がひとつもない首都のティンブーなど新鮮で魅力的な発見に出会えるはずです。

ティンブーの王制100周年記念市場

ブータンの地元民はもちろん観光客も足しげく集うマーケットとして有名なのは、王制100周年記念市場です。ティンプー市民にとってはまさに台所を支える昔からある市場のことで、以前は屋根もない露天商などがひしめく場所でした。正式名は王制100周年記念市場ですが、地元では従来からの名称であるウイークエンドマーケットや、サブジ・バザール(ヒンディー語で野菜市場の意味)などの名前で親しまれています。以前は文字通り週末にしか開催されず、1週間分の食料をまとめ買いする風景が一般的できでした。しかし現在の王家の100周年を記念して建設された王制100周年記念市場に、市場が立て替えられたことで売り場にも屋根が整備されたこともあり、現在では週の冒頭を除して毎日、市場が開催され国内外の豊富な食材や雑貨類などあらゆる商品で賑わいます。

ブータン首都ティンブーの魅力的スポット

ヒマラヤふところに位置することから寒冷な大陸性気候のイメージが強いですが、南部の標高100Mほどから北部の最高7561Mの標高まで実に7400Mもの高低差があり、気候も寒帯はもちろん温帯・亜熱帯の気候区分に該当する場所まで分布しています。ティプー市街中心部を流れる川沿いにある王制100周年記念市場には、南部の亜熱帯地域からの食材をはじめ、インドからの輸入された色々なアイテムが販売され活気にあふれているのです。ブータンの首都ティンブーから南へ5キロほど足をのばすと、クエセルポダンを目の当たりにすることが出来ます。高さ50Mを超える仏陀の座像でシンガポールや台湾などの仏教徒の支援も得て2012年に完成をみました。クエセルポダン内部は三相構造になっていて、ティンブー市街地と周辺の山々の絶景を楽しめる代表的な観光スポットです。

ヒマラヤ近くのブータンは、世界で一番幸福な国、とのイメージは強いものの日本からは地理的に隔絶しているので現在でも神秘的な国のひとつです。首都ティンブーにはいまだに電気信号機がなくたくみに交通整理する警察官も名物になっています。最近ではティンブーでは王制100周年記念市場が整備され、周辺に広がる豊かな自然など、観光スポットとしての魅力もますます増しているようです。

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