ブルネイ・クアラブライト近郊の人気スポット25周年記念公園等

東南アジアの王国であるブルネイは、古くからの産油国で有名です。最近では現有頼みの経済から脱却するために経済活動の多角化を進めています。首都バンダンルスリグガワンから北東120km付近に位置するクアラブライト地区は、近郊に油田をようしておりブルネイの経済の中心地であって、数々の観光スポットがある都市でもあります。

ケアブライトを代表する、25周年記念公園

クアラブライトはブルネイ王国の西の端、マレーシアのサラワク州に隣接し町の中心地は南シナ海に面する北側海岸地帯にあります。20世紀までは漁業を生業とする寒村でしたが、20世紀に入りケアブライト付近で油田が発見されたことにありました。オマール・アリ・サイフディーン国王の下で、ケアブライトには近代的な商業施設が建設されるなどブルネイの中でも有数の発展を遂げています。現ボルキア国王の在位25年を記念して、約8年の月日を費やして1984年にはクアラブライトには25周年記念公園(ジャミスモスク)が完成をみました。25周年記念公園は、内装の床や柱は総大理石仕様で、本道とミナレット上のドームは純金製というゴージャスさです。併設した礼拝堂には1回の礼拝に5000人を収容できるスペースでブルネイ随一の規模を誇ります。

クアラブライト近郊イスタナ・マングルラ宮

ブルネイ国内には、前28代国王オマール・アリ・サラディーンが建立したオマールモスク(オールドモスク)という豪華な宮殿がもうひとつありますが、25周年記念公園(ジャミスモスク)は、オールドモスクに対比してニューモスクとの名前でも親しまれています。またブルネイ王国のクアブライト近郊には、イスタナ・マングレラ王宮も目にすることが出来ます。原告王の王宮で国王の住居にもなっていますが、設計はフィリピン人のレオンドロ・ロクシンがてがけ、アメリカのベクテル社の施工で2年の歳月と40億ドルの巨費を投じてようやく完成したものです。敷地面積だけで20ヘクタール、王宮内には1800近くの部屋のほか4000人を収容できる空間も整備されているのです。普段は一般人出入禁止ですが、ラマダン(断食月)明けの3日間だけ後悔されます。

東南アジアのブルネイ王国は、古くから有数の産油国としてしられてきました。石油輸出が産みだす膨大な国家収入を活かし観光業をはじめ、石油依存からの脱却を国家規模で取り組んでいます。なかでも経済発展が目覚しいクアラブライトには、ブルネイでも有数の規模と壮麗さを誇る25周年記念公園(ジャミスモスク)が人気を集めています。

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