ウランバートルの中心地・チンギスハーン広場とモンゴルの歴史を感じられる場所

モンゴルのウランバートルは四方を山々で囲まれた盆地に位置し、近年では人口が倍増し、近代的な建物も多く立ち並んでいます。それでも、歴史的な建造物も数多く残されていて、特に世界でも名高いチンギスハーンにまつわるものも数多く残されています。こちらでは、その中でも人気のチンギスハーン広場と、民族の歴史を刻んだガンダン寺をご紹介します。

モンゴルの誇り・チンギスハーン広場

チンギスハーン広場は、ウランバートル中心部の政府機関などが集中するエリアにある広場です。かつてはモンゴル革命の英雄の名を取ってスフバートル広場と呼ばれましたが、社会主義体制が崩壊してから、モンゴル帝国の初代皇帝の名前を拝して、チンギスハーン広場と呼ばれるようになったようです。チンギスハーン広場はウランバートル市内観光でも必ずといってもいいほど訪れる場所で、チンギスハーンの銅像は皇帝としての風格が漂っています。こちらの広場はウランバートルの地元市民も多く訪れる場所ですが、特に結婚式などでチンギスハーンの銅像を前に記念写真を撮る姿がよく見られるようです。写真撮影の際はモンゴルの伝統的な民族衣装をまとっていることが多く、観光客にとってはモンゴルの生活様式に触れるチャンスでもあるようです。

モンゴルの歴史が刻まれたガンダン寺

モンゴルは世界を股にかけた初代皇帝・チンギスハーンが建国しましたが、国の主要な宗教はチベット仏教です。そして、ウランバートル市内で由緒正しいチベット仏教の寺院とされているのが、ガンダン寺です。ガンダン寺は1727年に立てられましたが、歴史に翻弄されて閉鎖されたり、僧侶が粛清されるという悲しい歴史をたどってきたようです。現在の寺は1988年に改築されたもので、寺の中ではお香が焚かれ、高さ25メートルの巨大な観音像が置かれています。高さだけでなく歴史的な背景から考えても見ごたえのあるものなので、内部に入ってみてみるとよいでしょう。なお、内部を撮影する場合は有料となるようです。こちらのガンダン寺は地元市民からも愛され、たくさんの人がお参りに来ますから、モンゴルの宗教について垣間見ることもできるようです。

モンゴルの首都・ウランバートルには、モンゴル帝国の初代皇帝の名前が付けられたチンギスハーン広場があります。チンギスハーンの銅像が置かれ、観光スポットとしてだけでなく、地元住民が集まる場所ともなっています。さらにはモンゴルの主要な宗教・チベット仏教のガンダン寺は由緒正しいお寺として知られ、巨大な観音像は見る価値があるようです。

関連記事