白亜の荘厳な佇まいの国会議事堂とダッカ周辺のおすすめ観光地

インドに次ぐ世界第二位の人口を有するバングラディッシュは、経済成長が著しい国です。首都ダッカも近代都市らしく高層タワービルが建ち並んでおり、その中心部には政治の中枢を担っている国会議事堂があります。国会議事堂は観光スポットとして開放されており、自由に立ち入ることも可能。ここでは国会議事堂と周辺の観光地について紹介していきます。

湖の中心部に君臨する荘厳な雰囲気の議事堂

ダッカの中心部にある「国会議事堂」は、1990年にアメリカ人建築家によって設計されたロマネスク様式の建造物です。約780ヘクタールの広大な敷地を有し、建物の周囲は人工湖に囲まれているのが特徴。全体が真っ白の外観をしてるため、遠くから見ると白亜の要塞のように見えます。観光客向けの内部見学ツアーが開催されており、このツアーに参加をすれば議事堂内の議会場や首相執務室・特別展示資料館などを見学することが可能です。バングラディッシュを司る場所であり、ダッカを代表する観光地となっていることから数多くの観光客が訪れています。国会議事堂の前には中央公園が広がっていて、夜になるとライトアップされる国会議事堂を眺めることもできます。湖に浮かんでいるように見える荘厳な建物で、訪れる人々を圧倒することでしょう。

星が散りばめられたモスク

ダッカの中心部から車で約40分の位置にある「スター・モスク」は、外観から内装に至るまで無数の星模様があしらわれているモスクです。さらにこのモスクには計5本の尖塔が備わっており、上空から見ると五芒星を模っています。1600年代のスペイン統治下時代に建設されたモスクで、スペインにとって星は聖なる形であることから、あえて意図的に星模様を建造物に取り入れられました。1989年にユネスコ世界文化遺産に登録された場所でもあり、バングラディッシュ内で名高い観光スポットとして知られています。礼拝堂では毎週金曜日に礼拝がおこなわれ、イスラム教徒の現地市民が数多く足を運んでいます。あしらわれている星は一つひとつ形が異なっているのが特徴で、五芒星のほかに六芒星など異なった模様を見つけ出す楽しみもある場所です。

以上、バングラディッシュの首都ダッカにある「国会議事堂」と、おすすめの観光地の紹介でした。バングラディッシュは今後も高い経済成長率を誇っていくであろう国です。近代都市へと変貌を遂げていますが、市内には近代建築物の代表格である「国会議事堂」と中世時代に建造されたモスクがあります。過去と現代の歴史が共存する国と意識して訪れると、より深く観光を満喫できるでしょう。

関連記事