マニラにあるサン・アグスチン教会は美しさと厳粛な雰囲気がある
フィリピンのマニラには色々な観光名所がありますが、その中でも世界遺産にもなっている「サン・アグスチン教会」は一度は見ておきたいところです。その規模の大きさや展示されているたくさんの作品、その質など全てにおいて素晴らしいものでヨーロッパにある有名な教会にも負けません。そんなサン・アグスチン教会の魅力を伝えていきます。
サン・アグスチン教会の主な特徴
サン・アグスチン教会はフィリピンのマニラのイントラムロス歴史地区にある、フィリピンでは最古のバロック様式の石造り教会で今の建物は1587年に着工されて1606年に完成したものです。建てられた目的はスペイン人の指名の一つであるキリスト教の布教のためで、拠点としてたくさんの協会と一緒にここにも建築されました。これまでに第二次世界大戦や大地震に耐えて、イントラムロスの中では一度も破壊されないで残っているのはこのサン・アグスチン教会だけです。教会に併設されている修道院を利用した博物館には、アジアではトップクラスのカトリック系の作品が数多く展示されてます。サン・アグスチン教会に行くには、タクシーならマラテから10分でマカティなら30分、ニノイ・アキノ空港からは40分ほどです。フィリピンはタクシー料金が安いですが、流しだと不安なときはGrabやUberなら安心です。
これまでに二度も壊されている教会
16世紀のころのフィリピンはスペインの統治下にあり、スペイン人の主な指名はカトリックの布教を行うことで各地にカトリックの協会が建設されて、その一つがサン・アグスティン教会です。現在の教会は三度目に建築されたもので、これまでに二度も破壊されていてその都度建て直されてます。一度目は1571年で二パと竹を使って建設されましたが、1574年に中国の海賊がマニラに侵攻してきて焼かれて崩壊しました。それから二度目の建設で木材を使い建築されましたが、1583年にろうそくから点火した炎でまたもや燃えてしまいます。そこで、修道士たちは同じ過ちを繰り返さないために三度目の建設で石を使うことにして、1586年に着工して1607年に完成し、その後は16世紀と17世紀に起きた大きな地震にも耐えぬいて今でも残ってます。
フィリピンのマニラに行ったらぜひとも見ておきたいサン・アグスティン教会ですが、二度の崩壊も切り抜けて三度目の石で造られた姿が今での残っているのは大変貴重ですし価値が高いです。建築物もですが、博物館に展示されている作品も価値が高いものばかりなのでこちらも見逃せません。マニラには他にも観光地はありますが、この教会も見ておきたい場所です。