王宮内のシルバーパゴダが幻想的なプノンペンの旅
カンボジアの首都でもあるプノンペンは、東京からも直行便が出ているなど気軽に観光できる渡航地として知られています。近代的なオフィスビルと歴史を感じさせる、王宮や寺院が立ち並ぶプノンペンには年間を通じて多数の観光客が訪れています。ここでは、カンボジアを訪れた場合に外すことができない観光名所の紹介を行っていきます。
豊富なダイヤが印象的シルバーパゴダ
カンボジアのシンボルとも言われる王宮は、クメール様式と呼ばれる黄金の屋根瓦が特徴です。首都プノンペン付近に流れるトンレサッフ?川の近くに、シルバーパゴダが備わる王宮への入り口が存在しています。入り口付近には、カンボジア国王の誕生日などにも使われる即位殿があります。黄金の玉座が鎮座する即位殿には、カンボジア王国の歴史を感じさせてくれることでしょう。シルバーパゴダエリアに進むと、ラーマーヤナの壁画に囲まれた寺院が見えて来ます。王室の仏教行事が行われるシルバーパゴダには、建物の至るところに宝石が贅沢にあしらわれています。床のタイルには、銀が贅沢に使われ、寺院のなかの仏具の多くにも、沢山の金や銀が使われています。寺院の正面には、総重量が90キロにも及ぶ黄金像があり、王冠には2086個ものダイヤが散りばめられている豪華さです。
映画の世界キリングフィールド
綺羅びやかな王宮と豊富な緑に囲まれたプノンペンではありますが、付近にはカンボジアの歴史を語る上では外すことができないキリングフィールドが数多く見られます。ポルポト政権下で行われた大虐殺の際に、罪のない多くの方が処刑された場所であるキリングフィールドは、プノンペンを訪れた際には外せない観光名所です。プノンペン付近にあるチュンエク村には、カンボジアで最大のキリングフィールド処刑場があり、犠牲者の方の無数の頭蓋骨が慰霊塔に祀られています。慰霊塔の屋根には、ナーガとガルーダと呼ばれる平和のシンボルが飾られています。大虐殺の際に犠牲になったカンボジア人の頭蓋骨が9,000体にも及び祀られている慰霊塔ですが、カンボジアを訪れた際には、歴史を知るために王宮と一緒に訪ねてみたほうが良いでしょう。
カンボジアの首都プノンペンは、シルバーパゴダがある王宮やポルポト政権下で大虐殺が行われたキリングフィールドのような、カンボジアを訪れた際には外すことができない観光名所があることで知られます。貴金属を贅沢にあしらった王宮とポルポト政権下で犠牲になった方が数多く祀られているキリングフィールドは、カンボジアでの忘れられない思い出となるでしょう。