カンチャナブリーのクウェー川鉄橋を歩いて電車の迫力を堪能しよう

タイの観光地といえばバンコクを思い浮かべますが、カンチャナブリーのクウェー川鉄橋も注目されています。第二次世界大戦の際に、日本軍がタイとミャンマー間に泰緬鉄道を通し、軍事物資の輸送に使っていました。その泰緬鉄道が通るために、カンチャナブリーのクウェー・ヤイ川に架けた橋がクウェー川鉄橋です。クウェー川鉄橋は戦場に架ける橋という映画に登場しただけでなく、橋の上を実際に歩くことができたり、車が目前を走る様子に迫力があることから、世界の観光地として人気を集めています。
歴史を感じるクウェー川鉄橋を歩いて渡れる
タイのカンチャナブリーにあるクウェー川鉄橋は、戦争中は敵の攻撃を受け壊されつつも復旧作業をしながら使われていました。その後も、修復したり補強を強化して現在も泰緬鉄道の一部が通っており、その線路を歩いて渡ることができます。対岸までは333メートルあり、全部渡りきるにはかなりの距離があるので、歴史に思いを馳せながらゆっくりと歩いていけます。対岸まで行くと、昔ながらの風景を感じる景色が広がってホッと安らぐ気持ちになります。対岸とは反対にカンチャナブリー側は無料の駐車場があり、お土産屋さんやレストランが立ち並んでいます。橋の周辺は記念写真のスポットとなっていて、多くの観光客の姿で賑わっています。クウェー川鉄橋近くのお土産屋さんでは、鉄道のプリントがされたカラフルで明るいTシャツも売られておりお土産にピッタリです。
橋の待避所で見る電車は迫力満点
タイのカンチャナブリーにあるクウェー川鉄橋は、特に制限なくいつでも歩いて渡れるため、時折通過する電車を目前に見ることができます。橋を歩いている間に電車が来るので少し心配かと思いますが、後ろから警笛を鳴らして電車がゆっくりと走って来るので、近づいてくるのが分かるため安心です。電車が来たらすぐに、数か所に設置されている待避所に逃げて電車が通るのを待ちます。待避所で電車が自分の目の前を通り過ぎていくさまは本当に迫力満点で、観光客が絶えない理由も分かります。ただ、電車がゆっくり走っているとは言っても接触してしまうと事故やケガにつながるので、十分に注意して渡ることが大切です。また足もとも線路特有の段差があるので転ばないように気をつけることや、橋の下には防護ネットも張られていないので用心しながら渡る必要があります。橋を通る電車には、最寄りのカンチャナブリ駅から乗客として乗ることもできます。橋を渡った後は、電車にも乗ってみることでよりクウェー川鉄橋を堪能することができます。
タイの観光名所の一つであるカンチャナブリのクウェー川鉄橋は、何度も修復を繰り返しながら厳しい戦争の歴史を残している様子を感じると共に、現役の電車の迫力をすぐそばで味わえる世界でも珍しい場所です。特に、今も電車が走る鉄橋の上を歩く体験はなかなかできない経験となるので、旅の思い出作りにはおすすめの場所といえます。