ポカラにある世界最高峰の麓にあるインターナショナルマウンテンミュージアムとおすすめスポット
ユーラシア大陸の中心部に位置するネパールのポカラは、世界最高峰のヒマラヤ山脈の麓にある都市です。山々に囲まれた盆地には無数の湖が点在し、豊かな自然を満喫できる地域です。さらにインターナショナルマウンテンミュージアムというヒマラヤ山脈の歴史を学べる施設や、バザールといった観光名所もあるので紹介していきます。
山岳愛好家の聖地となっているミュージアム
「インターナショナルマウンテンミュージアム」はポカラの中心部から車で約1時間の位置にあり、ヒマラヤ山脈の麓に建設されている博物館です。1974年に建設され、館内には山脈に自生している高山植物の紹介から、生息している絶滅危惧種の動物に標本などを見てまわることができます。ネパールだけではなく世界各地からヒマラヤ山脈の登頂を目指す登山家達が訪れるため、山岳愛好家の聖地という異名を持っているほどです。これまでに登頂を果たした方々のサインと、石膏ボードに押された手形がミュージアム入り口に展示されていて、日本人では計3名の記念プレートが保存されています。ヒマラヤ山脈のジオラマもあり、ヒマラヤ山脈がユーラシア大陸の屋根と呼ばれる理由を一目で理解できることでしょう。「インターナショナルマウンテンミュージアム」にはロープウェイもあり、そこから山脈の4合目まで向かうことができます。
ネパールの民芸品や料理を楽しめるバザール
ポカラの中心部にある「オールドタウン」というバザールは、250年代から700年代のシルクロードを使った交易時代に造られた屋内型バザールです。計300軒の店舗があり、ネパール原産の赤唐辛子やクミン・山椒などを販売する商店や、羊毛織の民芸品などを購入することができます。ネワール様式の建物が特徴で、バザール施設は1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。これにより観光地という側面が生まれ、観光客向けのフードコートも併設されています。子羊の肉をじっくりと煮込んだネパール伝統料理の「パミルスープ」や、赤唐辛子を刻んで肉詰めにしている「ウギル揚げ」などを味わうことができます。現在もムスタン方面から訪れるラバを引き連れたキャラバン隊が訪れ、東西アジアの要衝として機能しているバザールです。
以上、ネパール・ポカラの著名な観光名所「インターナショナルマウンテンミュージアム」と、おすすめの観光地の紹介でした。「インターナショナルマウンテンミュージアム」は、ヒマラヤ山脈の登頂を目指す方なら必ずと言っていいほど訪れる施設です。ポカラは世界各国の登山愛好家を迎え入れている都市であり、街中には多国籍の人々を目にすることもできます。古くはシルクロードの要衝として栄えた歴史もあり、昔も今も世界各地の人々が集う世界でも類を見ない土地と言えます。