世界有数のダイビングスポット「バア環礁」とモルディブの穴場観光地

インド洋に浮かぶモルディブは、ドーナツ型の形状をした島国です。赤道に近いため年間の平均気温が29度と温暖な気候となっており、リゾート地として名高い場所です。2011年にユネスコ世界遺産に登録された「バア環礁」は、世界有数のダイビングスポットで多種多様な海洋生物を観察することができます。ここでは「バア環礁」の詳細情報とモルディブの穴場観光地を紹介していくので、参考にしていただけると幸いです。

ジュゴンと海中散歩を楽しめるバア環礁

首都マーレから北へ120kmに位置する「バア環礁」は、約1,400ヘクタールの広大な面積一帯にサンゴ礁が広がっています。ダイバーの間では天然の水族館と呼ばれてるほど、多種多様な海洋生物が生息しているのが特徴で、絶滅危惧種に指定されてるジュゴンもいるほど。イルカ同様、人間を警戒しない生物でジュゴンと一緒にダイビングを楽しめます。2011年に世界自然遺産に登録されたことで、モルディブを代表する観光スポットとなり、多くのダイバー達が世界各国から訪れている場所です。

燦然としたドーム屋根のフクル・ミスキー

「フクル・ミスキー」はモルディブ国内最古のイスラム教モスクで、高さ120mの尖塔を備えているのが特徴です。金色の燦然としたドーム屋根は直径25mで、近くで見るとその存在感に圧倒されるほどです。首都マーレの中心部から離れているため、観光客があまり訪れない穴場スポットになっています。尖塔の最上部は展望台になっていて、市内を360度見渡せる景勝地です。毎週金曜日になると多くの現地市民が集まり、アザーンの音色と共にメッカのある方角を向いて祈りを捧げる光景が見られます。

美しい夕日が見慣れるナサンドラ桟橋

マーレの西部にある「ナサンドラ桟橋」は、モルディブ国内にある小島へ向かう連絡船が発着する港です。船の移動がメインとなっているモルディブの交通の要衝で、観光客だけでなく数多くの現地市民も利用するしています。「ナサンドラ桟橋」には観光客向けのレストランやカフェ・土産物店などが軒を連ねており、食事をしたり散策するだけでも存分に楽しめることでしょう。この桟橋はインド洋に突き出た場所にあるため、晴れた日は西に沈む美しい夕日を眺められる絶好のスポットです。

以上、世界遺産の「バア環礁」とモルディブのおすすめ穴場観光地の紹介でした。世界有数のリゾート地であるモルディブには有名なビーチが数多くありますが、隠れた穴場スポットも点在しています。ここで紹介したのはその中でもごく一部なので、まだまだ穴場は存在しています。リゾート旅行で訪れた際は、穴場観光地巡りに興じてみるのも良いでしょう。

関連記事