北朝鮮の人気観光地「清津」周辺で訪れたい観光地3選

北朝鮮の南西部にある清津市は、東シナ海に面してる港街です。首都平壌から鉄道を利用して約2時間の位置にあり、背後には韓国との国境となっている名峰・金剛山がそびえ立っています。海と山、両方の自然を満喫できることから観光地として名高く、多くの観光客が訪れるほど。ここでは清津を訪れた際に立ち寄りたいおすすめの観光地を紹介するので、参考にしていただけると幸いです。

広大な敷地を有する清津市動物園

清津市のランドマークとなっている清津公園の西部にあるのが「清津市動物園」で、1985年に開園しました。正面玄関はロマネスク様式のアーチ型ゲートとなっており、重厚感のある佇まいを醸し出しています。約450ヘクタールの広大な敷地内には計260種類の動物を飼育展示しており、朝鮮半島でしか生息していないオオカミもいます。北朝鮮を代表する観光スポットなので多くの観光客が訪れており、園内にある展望台から清津市内を一望することもできる絶景スポットにもなっています。

東シナ海に面している清津港

北朝鮮有数の港町である清津市には、大型コンテナ船が寄港する「清津港」があります。東シナ海の入り江の中にあり、湾内には計50の大小さまざまな島が点在してる景勝地としても有名です。この島を巡る観光船が「清津港」から出航しており、1時間30分に船旅を楽しむことができます。夕方になると東シナ海に沈む夕日を眺められ、晴れた日は遠くに佐渡島の姿を確認することも可能です。清津市から車で30分の位置にあり、静かな港町で潮風に当たりながら散歩を楽しめるところです。

清津市民族歴史博物館

市の中心部にある「清津市民族博物館」は、1978年に設立されました。1935年に建設された元日本陸軍の総統府だった建物をそのまま博物館としており、入り口には陸軍のシンボルであった五芒星のレリーフが備わっています。北朝鮮西部一帯の歴史や主な産業を展示品を見て学ぶことができ、中央広間には1/4,000スケールの清津市を模ったジオラマが目玉展示物です。観光客向けの施設であるため、各種案内板にはハングル語以外に英語・日本語・中国語の表記がなされています。

以上、北朝鮮の清津周辺のおすすめ観光地の紹介でした。北朝鮮内有数の大都市でありながら、港町らしい静かな趣を残しているのが清津です。市の玄関口となっている清津駅から徒歩圏内に港や動物園といった観光スポットがあるので、ゆっくりと散策をしながら観光を楽しむことができます。観光都市でもあり、ホテルも多くあるので滞在先にするのにもいいでしょう。

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