【モンゴル】壮大なゴビ砂漠とはいったいどんな所?

モンゴル南部から中国北西部・甘粛省の一部にかけて広がる「ゴビ砂漠」は、サハラ、タクラマカン、リビアに続いて世界で第4位の大きさを誇る大砂漠です。モンゴル語で「ゴビ」とは「草がまばらに生えている土地、荒地」と言う意味を持ち、その言葉通りの砂漠となっています。ここではそんなモンゴルの大砂漠「ゴビ砂漠」についてご紹介致します。

ゴビ砂漠の2つの顔とは

名前の通りゴビ砂漠は、「草がまばらに生えている土地」そのものなのですが、遠くから見ると大草原の中に山のようにそびえ立ち、ものすごい存在感を放っています。またモンゴルは夏は非常に暑く30度を超える日もあるほどなのですが、そんな夏のゴビ砂漠はまさに緑に砂漠といったような風景で、これがことある本当の姿でもあります。ところが冬になると気温はマイナス40度まで下がり、様子は一変するのです。真っ白な広い雪景色と変わり、この景色もなんとも美しく幻想的なのです。

遊牧民の移動式生活拠点

ゴビ砂漠は昔から、遊牧民族国家の匈奴やモンゴル帝国などが活躍した場所となっており、シルクロードの拠点都市が置かれた場所でもあります。モンゴルの人々の生活形式は基本的に遊牧です。なので今でも移動式ゲルに住んでいる遊牧民達が暮らしており、夏は気温が45度を超えることもある過酷な環境で、家畜を追いながら移動を続け生活しており、砂漠で生きる為の知恵が今でも受け継がれているのです。車で周辺を回ってみればもしかすると、移動式ゲルや大きな群れを成す牛や馬達をみる事ができるかもしれません。

ゴビ砂漠の注目スポットがある

ゴビ砂漠には注目スポットがいくつかあり、ラクダの背中に揺られながら、のんびりと大自然の中砂漠を歩ける体験など、ツアー会社によっていろんなアクティビティが用意されています。ゴビ砂漠は恐竜の化石の宝庫としても有名で、探検家のロイ・チャップマン・アンドリュースが初めて恐竜の卵の化石が発掘した、バヤンザグも欠かせないスポットです。火が宿ったような赤い崖の「火の崖」と呼ばれる場所も注目です。砂漠に唐突な風が吹くと砂漠の大地に美しい風紋が広がる所にも注目です。

ゴビ砂漠いかがでしたか?大自然が魅力のモンゴルは、日本の約4倍という広大な国土を構成する大平原で、その中でもゴビ砂漠は手つかずの自然がたくさん残っています。夏は40度を超え非常に熱く冬も氷点下ですので、一年中乾燥はしていますが気候が良くなる6月から8月がモンゴル旅行のベストシーズンのようです。大自然を体験してみてはいかがでしょうか。

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