高層ビルの建設が進む上海で世界第2位の高さを誇る上海中心大厦

国際商業都市上海にある浦東新区は、高層ビルが立ち並ぶ、中国でも有数の高層ビル街です。中国で最も高く世界第2位の威容を誇っているのが上海中心大厦になります。
上海中心部のデザインはエネルギー効率の向上や持続可能性に配慮して建造されているのです。都市開発にあたりビル建築で考えられているのが、環境への負荷をかけないというポリシーになります。

上海浦東新区のランドマークは上海中心大厦

中国の商業・金融・工業・交通などの中心地で世界に知られているのが上海です。常時人口は、2400万人を超えており近代的都市づくりの模範とも言われている街になります。国際空港や多数の高層ビルが建設され上海の新しい玄関となっているのが浦東新区です。

重点開発エリアには、黄浦江の東側の河のほとりにあり上海経済の中心地で近代的なビルが立ち並ぶエリアになります。2016年にオープンしたのが世界第2位の高さを誇る上海中心大厦です。地上564メートルの展望台からは、上海に林立する高層ビル群をみることができます。秒速18メートルの高速エレベーターが約53秒で展望台まで運んでくれます。テレビ塔などを見下ろすことができる夜景の美しさは、近代都市上海ならではの都市景観となっています。国際都市上海のランドマークとして、世界に知られる高層ビルです。

環境に配慮して建造されている上海中心大厦

2008年の着工当初から、上海中心大厦は環境への配慮を忘れず建設が進められてきました。エネルギーを削減する工法をとることによって、都市環境を崩さないように配慮されているのです。ひねった構造は、風圧を減らすことが計算されており、強化をするための建設資材を減らすことが出来ました。ビルにあたる雨を集められるような仕組みを取り入れ、集められた雨を暖房や冷房に利用することができます。

風を利用した風力発電をタワーという特性を生かして、高層ビルに取り入れるという試みをしています。中国が力を入れている、再生可能エネルギーを生み出すという理想を都市開発で実現しているのです。ガラス・カーテンウォールで覆われた「独特なフォルム」のイメージの高層ビルには、数々の環境に配慮された仕組みが取り入れられています。

中国の国際都市上海の玄関口浦東新区に2016年にオープンしたのが、上海中心大厦です。118階には全面ガラス張りの展望台があり、高層ビルが立ち並ぶ市街地を見下ろすことができます。

建設にあたっては、独特なフォルムに様々な工夫が加えられています。中国が目指す環境に負荷をかけない、エネルギー削減の雨水の再利用や風力発電の取り組みができているのです。

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