スリランカの人気観光地キャンディマーケットと歴史あるおすすめ観光地
年間平均気温が約28度と非常に温暖な気候に恵まれたスリランカは、多種多様な南国フルーツの生産が盛んな地域です。日本では高級なフルーツの代名詞にあたるドリアンやマンゴーなどは、キャンディという都市の名産品であり、キャンディマーケットで加工品を購入することも可能です。ここではキャンディにある、おすすめ観光地を紹介していきます。
名産フルーツと料理を味わえるマーケット
キャンディはスリランカの南東部に位置する都市で、約150万人が暮らす大都市です。街の中心部にある「キャンディマーケット」は1965年に建設された屋内型市場となっており、約350軒の食料品店と洋品店が入居する市民の台所として機能しているところです。地上2階建てのコロニアル様式の建物が特徴で、ここではキャンディの名産品であるマンゴーやドリアン・ドラゴンフルーツなど、南国フルーツを販売する商店が多くあります。地元の人々だけでなく観光客の姿も多く見受けられる場所で、観光スポットとしても人気がある市場です。1階にある中庭はフードコートになっていて、カレーやスムージーなどスリランカ名物の料理を味わうことも可能です。日本では高級なフルーツでも、このキャンディマーケットではお安い価格で販売されていて、存分に味わえることでしょう。
スリランカの歴史を学べる王宮
690年から1200年代中期までスリランカでは、キャンディ王国が繁栄を極めていました。この王国は中東アジアとヨーロッパ諸国と交易関係にあり、南国フルーツのみで交易を約600年も維持していました。その繁栄の証となっているのが、市の西部にある「キャンディ王宮」です。外観は花崗岩で造られたており、白亜の荘厳な雰囲気を醸し出しているのが特徴。約2,500平方メートルという広大な敷地面積を誇り、計5つの宮殿では歴代王族が暮らしてきました。スリランカで唯一のロマネスク様式の建造物で、2001年にユネスコ世界遺産に登録されています。現在は博物館として一一般公開がなされている施設で、キャンディ王国とスリランカの歴史をパネルやジオラマ等で学べます。トローリーバスを利用すると、市の中心部から約20分で向かうことが可能です。
以上、スリランカ・キャンディにあるキャンディマーケットと、おすすめ観光地の紹介でした。日本と同じ島国であるスリランカは、国の約70%が森林で豊かな自然を残しているところです。それ故にフルーツの生産が盛んで、マーケットではこれらを購入して味わうことができます。中世時代からフルーツ大国として名高い国であり、現在も同じ姿で訪れる観光客を出迎えています。