バングラディッシュ・ダッカで訪れるべき、スターモスクとは
ダッカにあるスターモスクは、バングラディッシュへ行った際にぜひ訪れるべきスポットです。モスクは、日本人にとってはあまり馴染みがありませんが、最近はその美しさから観光に訪れる方が増えています。そもそもモスクとはどのような建物なのか、ダッカのスターモスクにはどのような魅力があるのか、疑問を解決しながらお伝えします。
ダッカはどんなところ?モスクとは?
ダッカは、バングラディッシュの首都で、世界有数の人口密度を誇る都市です。過去にテロなどが起こったこともあり、当時に比べると治安は落ち着いたようですが観光客はまだまだ少ないのが現状です。日本から旅行に訪れる方は少ないかと思いますが、実はバングラディッシュは親日国として知られています。現地の住民が多く景観も独特で、街を歩くと非日常を味わうことができます。バングラディッシュで信仰されている宗教は、ほとんどがイスラム教です。そのため、ダッカ市内にもたくさんのモスクが存在します。そもそも、モスクとは、イスラム教徒が神を崇拝するために建てたもので、主にイスラム教の礼拝堂として使われます。世界各地に様々なモスクがあり、豪華で繊細な装飾を施したものも多く、その魅力によって様々な人が観光に訪れ人気を博しています。世界遺産に登録されているようなモスクもあり、美しくライトアップされた姿はまさに圧巻です。しかし、モスクは観光地化されたものばかりではありません。
スターモスクの魅力とは
ダッカ市内にあるモスクの多くは、観光客が訪れるモスクのように色鮮やかで豪華な装飾はなく、他の住居などと変わらないシンプルな建物にドームを付けたような佇まいです。また、礼拝に訪れる現地のイスラム教徒で溢れています。それに対して、スターモスクは広い土地に建てられ、星形の池があり、シンプルながらも装飾を施したドームで、質素な美しさを感じる外観です。佇まいこそダッカの多くのモスクより贅沢ですが、中に入ると礼拝をしている姿や、イスラム教徒同士の交流といった、現地の方にとって日常的な空間を体験することができるのが魅力です。他にも、見学において注目すべきポイントがあります。それは、建物の壁に貼られているタイルの中に、日本の富士山が描かれていることです。他のイスラム独特の模様と調和して、新鮮な印象となっています。日本人にとって馴染みがあまりないバングラディッシュのモスクという場所で、日本を象徴する富士山を目にすることができるため、何とも不思議な感覚を与えてくれる場所といえます。
ダッカのスターモスクは、初心者にはなかなか訪れることが難しいかもしれませんが、日本人にとって、多くの新鮮な体験ができる場所です。モスクの雰囲気を味わいながら、現地のイスラム教徒の日常を感じることができるのが魅力です。タイルに描かれた富士山は、一度実物を見てみたい方も多いのではないでしょうか。機会があればぜひ訪れてみてください。