台湾の台南市にある人気観光スポット「奇美博物館」

台湾の西南部に位置するエリア、台南市にあるのが奇美博物館です。台湾の中では、最大級の規模の私立博物館になります。インスタ映えスポットとしても有名で、世界中の人々が訪れています。西洋美術品や様々な兵器、バイオリン職人などのコレクションが所蔵されています。そこで世界でも人気の奇美博物館について紹介します。旅の参考にしてみてはいかがですか。

奇美博物館の基本情報

奇美博物館は台湾の台南市仁徳区にある施設で、バイオテクノロジーや電子部品、化学工業などで活躍している企業の実業家が創設しています。創設者である許文龍氏のコレクションである絵画や武器、鎧や彫刻、楽器などが公開されているのです。許文龍氏は幼いころから博物館によく訪れており、自分で博物館を開くことが夢でした。奇美企業の設立で大成功を収めた彼は、長年の夢であった博物館を開設したのです。博物館の一階部分は動物ホールと兵器ホール、ロダンホールになっています。北アメリカや北極、台湾やインド、ヨーロッパなどの標本が並べられています。三階部分は楽器や西洋美術品、初期のバイオリンが展示です。19世紀のフランス絵画や彫刻が並べられているエリアです。楽器のエリアにら民族楽器や管弦楽器、バイオリンの製作工程などを学べます。

奇美博物館の魅力や見どころは?

台南市の奇美博物館には白くまやカバ、象の標本があり、迫力満点です。躍動感のある展示の仕方を採用していて、動物たちの生命力を感じさせます。環境の変化やその適応力に圧倒されます。貴重な楽器の展示もされていて、世界屈指のバイオリンのコレクション数です。その中でも展示されているチェロは世界最古のもので、保存状態も良く、演奏することが出来るほどです。施設内には自然豊かな公園もあり、カフェやショップが立ち並んでいます。天気の良い日にはたくさんの人々が訪れていて、写真を撮ったりくつろいだりしている様子が見受けられます。正門近くには噴水広場や子どもたちの遊び場も設けているのが特徴的です。音声ガイドのサービスがあるのも魅力で、中国語や英語、日本語で案内を聞くことが可能です。案内時間は約45分で、解説を聞きながら教養を深められます。身分証明書やパスポートの提示で借りることができ、一階の受け付けで受け取れるシステムです。

様々な展示品と自然が融合した奇美博物館。台湾の台南市の人々にとっては心の拠り所のような存在です。日本ではなかなかお目にかかれない美術品も多いので、台南市に訪れたときには行ってみたい観光スポットの一つです。完全予約制なので事前に申し込みをして、チケットを用意しておくとスムーズに入場することが出来ます。

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