南アジア有数の都市であるパキスタンのイスラマバードの観光を楽しもう

パキスタンは紀元前2600年から紀元前1800年に栄えたインダス文明の数多くの遺跡があることで有名です。面積は80万キロ平方メートルと広大であり、インドや中国、アフガニスタン、イランと国境を接するとともに南部はインド洋に面しています。海や山といった自然だけでなく、古代遺跡や首都イスラマバードにあるイスラム圏特有の街並みなど見逃せない観光地で近年旅行客に人気のある国の一つです。

ダマネコ展望台で街並みを一望

ダマネコ展望台は、地元の人々にも愛される有名観光スポットであり、広大な平野にあるイスラマバードの街並みを一望可能です。マルガラヒルの中腹に位置しており、展望台の周辺は、西欧風の公園に整備されています。またマルガラヒルでは、アオノドゴシキドリというカラフルな野鳥を見かけることができ、バードウォッチング好きの人にも人気です。週末は観光客や地元の家族連れで大賑わいの場所であり、レストランや売店も多く出店しています。展望台までは麓から10分程度で到着できるためアクセスも抜群です。

圧倒的な存在感があるファイサル・モスク

サウジアラビアの国王シャー・ファイサルの寄付によって建立されたイスラム教寺院であるファイサル・モスク。南アジア最大級の大きさであり、建物内では約1万5000人、建物周辺では約8万5000人が一度に礼拝できる規模となっています。白い大理石の外観は、非常に美しく思わず何枚でも写真をとりたくなってしまいます。建物の2階部分は女性専用の礼拝堂となっており、毎週金曜に執り行われる集団礼拝は男女問わず参加できるよう配慮がなされています。まさにパキスタンの首都イスラマバードにふさわしい建物の一つといってよいでしょう。

ユネスコ世界遺産であるタキシラ博物館

パキスタンのイスラマバード郊外にあるタキシラ博物館は、1918年に設立された博物館であり、パキスタンの古代歴史を学べるスポットです。イスラマバード中心部から車で1時間ほどの場所にあり、日帰り訪問できます。博物館はシルカップ遺跡に隣接しており、シルカップ遺跡ではインド、イラン、ギリシャ3つの文化が融合したガンダーラを象徴する遺構を見学することができます。館内には、仏塔のきめ細かな装飾品の数々、ギリシャの影響を多分に受けた特徴のある仏像やレリーフなどここでしか見ることができない収蔵物が展示され圧巻の一言です。

パキスタンのイスラマバードには、自然や歴史を堪能できるスポットが満載です。訪れる時期としておすすめなのが10月から3月。暑くもなく寒くもなく過ごしやすい時期です。とはいっても、12月や1月にかけては最低気温が3度まで下がりますので、寒さ対策も忘れないことが重要です。この時期の最高気温は20度前後となります。4月を過ぎると30度を超える日が多いので熱中症対策に注意が必要です。是非広大な自然と歴史にパキスタンのイスラマバードで触れ合ってみてはいかがでしょうか。

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