ラオスの首都ヴィエンチャンは仏教寺院と買い物スポットが魅力

ヴィエンチャンは東南アジアの内陸国ラオス民主共和国の首都です。メコン川沿いにベトナムに国境を接し、南側ではメコン川がタイとの国境を隠しています。メコン川下流に位置するヴィエンチャン周辺は河岸平野を形成しており、人口は推計70万人。19世紀以降はフランス保護下に置かれており、文化面でも影響を見ることが出来ます。

パトゥーサイはヴィエンチャン観光の出発点

東南アジアで唯一の内陸国ラオスは全土の70%を山地が占め、緑豊かで神秘的な印象も深く最近では外国人観光客の注目を集めます。フランス植民地だった名残はヴィエンチャンの街並みにもしのぶことが出来ますが、パトゥーサイはその典型例です。フランスの凱旋門を模して建立された建築物で、迎賓館に至る道にアーチ状の建物が堂々とそびえているのを目の当たりにすることができます。1960年に戦没者異例のために建設が開始されましたが、完成直前に財政難で未完成のままです。とはいっても存在感は十分で一見の価値ありです。

仏教国ラオスならではの寺院の数々

ラオスに神秘的なイメージが色濃いのは、敬虔な仏教徒が多く静謐な環境で瞑想にふける修行僧が托鉢に出ているからでしょう。ヴィエンチャン近郊にもラオス人の信仰心の暑さを物語る仏教寺院の数々が現代に伝わります。タート・ルワン寺院は、ラオス国内のなかでも一際存在感をもつ寺院として有名で、石造りの仏塔にはお釈迦様の頭髪や骨を収めたとも伝わります。タート・ルアン寺院はラオスの紙幣にも印刷されるほどで、ラオスのシンボルとして幅広い国民から愛されており、週末には国内各地から参拝客が集まります。

ヴィエンチャンは買い物スポットも

ラオスの首都ヴィエンチャンを旅行する楽しみのひとつは、地元住民もかようマーケットで買い物を楽しむことです。タラートサオはヴィエンチャン市内の最大のショッピングセンターで、以前はラオス国内唯一のショッピングセンターでした。マーケットは朝の8時から夕暮れまで営業しており、新鮮な肉類や野菜、メコン川の新鮮な魚貝から日用品やラオス特産の絹製品まで何でもそろいます。クービエどおりには近代的なショッピングモールのヴィエンチャンセンターが、開業しておりタラートサオとは違ってモダンな雰囲気です。

ラオスは敬虔な仏教徒が多く、近年まであまり外国人が立ち入ることはありませんでした。メコン川をはさんでタイと国境を接する首都ヴィエンチャンには、フランス植民地時代の文化と伝統的な仏教寺院など対照的な文化の息吹を体感できます。また地元住民があつまるマーケットや近代的なショッピングモールなどもあり、買い物でも楽しめる都市といえます。

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