異国情緒満載のパキスタンでは、カラチへ行きましょう

カラチはアラビア海沿岸に面している、パキスタンでも最大の都市です。世界史で教科書にも載っていたインダス川河口の西にあり、シンド州の州都のカラチは世界でもの人口7位のメガシティでもあります。さらにはパキスタンにおいても商業や金融の中心地、異国情緒と現代社会との融合の地域を自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。

カラチの熱気を感じる

パキスタンでも最大の都市であるカラチは人口約2000万人を誇る大都市です。それだけの人々を養う市場やショッピングスポットは、暮らし易さを工夫されており観光客にとってもお買い物天国といえるでしょう。パキスタンの土産にはパシュナの複雑な刺繍を施したストールや、英国文化の影響で美味しいお菓子などが沢山あります。パキスタンのカラチへは日本からも直通便が出ていますし、空港からはバスで1時間ほど掛かります。夜はあまり治安が良くないようなので、買い物や観光は昼間に行いましょう。

カラチはクリフトンビーチも有名

パキスタンなど中東の国では砂漠を思い浮かべますが、なかなか海へ行こうという気持ちはないかもしれません。ところがカラチはアラビア海に面している街なので、ビーチリゾートを楽しむことが出来ます。夕日を眺めるのにも最高の場所として「クリフトンビーチ」があり、地元の人々からも親しまれているビーチです。カラチでも唯一のビーチリゾート地であり、周辺にはホテルやレストランが軒を連ねていて、優雅な時間を過ごすことが可能です。時間や季節によって景色が変わるので、何度も訪れてみるのがおすすめといえます。

パキスタンの歴史を見るチャクワンディ

チャクワンディはカラチから車で約1時間の距離にある、世界に類を見ない規模の墓石群があります。周囲には街や集落のような人が暮らした痕跡が一切無く、砂漠に墓石だけが1万から1万5000基並んでいる光景は一見の価値があるはずです。沢山ある墓のうちでも300基ほどには独特の装飾として幾何学模様があり、女性の墓と思われる墓石にはネックレスを模したような丸い飾り模様が付けられています。その隣に造られた小さな墓は子供のものといわれ、いまは居ない人々の暮らし振りを想像してみるのも旅の醍醐味です。

パキスタンは砂漠しかないと思って避けてしまうと、とてももったいないです。歴史的にもリゾート地としても、雑多でありながら繊細な面を見せてくれるカラチは訪れてみる価値ありです。懸命に働いて日常を暮らす人々が見せる熱気の熱さは、体感してみなければ分からないでしょう。日本では見られないさまざまな文化を経験してみるのは、人間を大きくしてくれるはずです。

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