人気観光スポットモルディブ・ファーフ環礁の魅力とは?

観光地やダイビングスポットして注目を浴びているモルディブ。ファーフ環礁も含む26の環礁と約1200の島々からなっている群島国です。夏の季節にはダイビングやスノーケリングを楽しめるのはもちろん、ナイトフィッシングやサファリーボードなども楽しめます。ここでは、モルディブやファーフ環礁の魅力について解説するとともに、環礁とは何かについても紹介していきます。

モルディブってどんなところ?

モルディブはインドから南西に約600キロ行った辺りにありインド洋の南北に約920キロ、東西に約130キロにわたって26の環礁が広がっています。名前の由来はサンゴ礁の島々が花輪のように見えることから、インドのサンスクリット語で花輪と島々を意味するMALAとDHEEPからきているといわれています。赤道を挟んで南北に細長くある環礁の他に島が数多くあり、その数は約1200。モルディブの首都はマーレで、マーレ島には庁舎や銀行、オフィスビルなどが立ち並び人口過密が世界一といわれているほど人が密集しています。ちなみにマーレ国際空港はマーレ島の隣のフルレ島にあります。

そもそも環礁ってなに?

環礁とはサンゴ礁による地形の1つです。サンゴ礁による地形は主に3つあります。1つ目は「裾礁(きょしょう)」です。海にできた火山島にサンゴが定着して、島の周りを囲むようにサンゴが成長し形成された地形をいいます。サンゴは島の外側へと広がり、沖縄が代表的なエリアです。2つ目は「堡礁(ほしょう)」です。始めは裾礁のように島の周辺にサンゴが定着し、その後島が沈んでしまい陸地とサンゴ礁の間に水深10メートルほどの礁湖ができます。この状態の地形をいいます。主にパラオなどが有名です。そして、「環礁(かんしょう)」は堡礁の状態からさらに島が完全に沈んでしまった状態で、サンゴ礁が定着しているリーフがドーナツ状に残された状態の地形をいいます。中央部は巨大なラグーン(サンゴ礁や島嶼に囲まれた海)となっています。

ファーフ環礁の魅力などについて

ファーフ環礁があるフィリテヨ島は、1999年にオープンした比較的新しいリゾート地です。約120のゲストバンガローとメインレストラン、バーが2つあり、このほかタイスパやダイビングスクールなどもあります。日本からはスリランカ経由やシンガポール経由などで行くことができます。首都マーレからは水上飛行機で行くのですが、上空から見えるたくさんの環礁は絶景です。島にあるゲストバンガローや水上コテージを見るとリゾート地に来たことを実感できます。ひとたび海に潜ればファーフ環礁の絶景と魚が泳ぐ姿が目の前に広がり、この世のものとは思えないほどの感動を味わえます。また、海に潜らなくても青い海と波が打ち寄せる音、さらにはレストランでの美味しい食事などもあり、癒されること間違いなしです。

モルディブは、日本からは大体12時間から15時間くらいで行くことができます。小さな島がいくつもあり、ファーフ環礁があるフィリテヨ島も歩いて一周できるほどのサイズです。そんな小さな島だからこそ、思う存分自然を満喫することができるのです。青い海、真っ白い砂浜、サンゴや魚が溢れる海中はまさに理想郷ともいえるでしょう。

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