モンゴル遊牧民の暮らしを体験できる「ウンドゥルシレート」と穴場観光地3選

中央アジアの位置するモンゴルは、大草原が広がった広大な土地を有している国です。この草原を移動しながら家畜と共に暮らしている遊牧民族が多く、自然と共に生きる人々によって支えられています。その暮らしを体験できる施設や日本の相撲文化を伝える博物館などがモンゴルにあるので、ここではそれらのおすすめ観光地を紹介していきます。

ウンドゥルシレートで遊牧生活を体験

「ウンドゥルシレート」はトゥブ県にあるツーリストキャンプで、モンゴル遊牧民の生活を体験できるアウトドア・アクティビティ施設です。ここでは計28戸のゲルと呼ばれているテントが設置されており、宿泊しながら遊牧民の暮らしを体験することができます。「ウンドゥルシレート」の敷地内には熱気球や乗馬・ボート乗り場などがあり、観光客が気軽にモンゴルの自然に触れ合えるようになっています。実際の遊牧民家庭を訪問するツアーも用意されているので、この「ウンドゥルシレート」に滞在すればモンゴルの暮らしを十二分に体感できることでしょう。

世界最大級のゴビ砂漠

首都ウランバートルから車で約2時間の位置にあるのが「ゴビ砂漠」です。中央アジアの約56%を占めている砂漠で、世界最大級の規模を有するほどです。この砂漠は古来より、シルクロードの一部として多くの人々が行き交った場所でもあり、キャラバン隊が滞在した宿や城塞などの遺跡が数多くあります。1991年にユネスコ世界自然遺産に指定されており、「ゴビ砂漠」の一部区域はモンゴル政府によって国立公園として管理もなされいます。ウランバートルから観光ツアーに参加することができ、バギーに乗って砂漠のドライブを楽しむことが可能です。

モンゴルの歴史を見られる国立博物館

ウランバートルの中心部にある「国立博物館」は、1995年に建設された施設です。約2,100平方mの敷地面積を有し、5つのブロックに分けて所蔵品を展示しています。元時代の遺物や皇帝の剣といったモンゴルの歴史にまつわるものから、日本で活躍をしてきた横綱たちの化粧まわしを見てまわることができます。日本とモンゴルの共通文化である相撲を紹介するブロックでは原寸大の土俵を再現展示しており、歴代のモンゴル人関取達のパネル写真も備えられている日本人にとって貴重な空間です。

以上、モンゴルの「ウンドゥルシレート」の詳細情報と、穴場観光地の紹介でした。日本と長らく友好関係を築いているモンゴルには、今も雄大な自然が残されている国です。大都会である首都ウランバートルの周辺には広大な草原が広がり、自然と人々の距離が非常に近くなっています。その自然の中で暮らす体験ができるのがモンゴルです。

関連記事