インドのサルナートには有名な仏塔を擁する遺跡公園がある
サルナートはインドのヴァラナシ北部にある都市で、仏教の聖地として知られています。悟りを開いた仏陀が、当地で最初の説法を行った場所と言われます。日本やアジアで馴染み深い仏教は、サルナートで始まったと言っても過言ではありません。仏教徒でなくても、インド旅行の際には是非訪れたい観光スポットの一つです。そこには有名な寺院の他にも、多くの見所が隠されています。
サルナートの遺跡公園
インドの遺跡公園(ダメーク・ストゥーパ・モニュメントサイト)には芝生が敷かれており、広々とした空間が広がります。入り口を入ると左右には僧院の跡が見られます。公園内では随所で修行僧の説法が行われており、信者や観光客が耳を傾けています。ダルマラージカ仏塔は紀元前3世紀にアショカ王によって建造されました。但し、18世紀に建材として使われたため、現在では基礎が残るのみです。この仏塔の周りには、幾つもの奉納塔が建てられていました。当地へのアクセスは、サルナート駅から徒歩で約13分です。営業は日の出から日没までで、10?3月にかけてがベストシーズンです。
サルナートの寺院と仏塔
インドのサルナート遺跡群の東側には、ムルガンダ・クティ寺院が位置しています。その中には金色の本尊をはじめ、日本人絵師が描いた仏陀の壁画があります。仏陀の生涯を描いた壁画は、一見の価値ありです。サルナートの中央部には、ダメーク・ストゥーパが聳えています。これは6世紀にアショーカ王によって建立された仏塔です。仏陀の最初の説法「初転法輪」を記念して建造されました。当地から仏教の教えが広まっており仏教徒にとって重要な意味を持ちます。周囲には芝生が広がっており、塔の神々しさを引き立てます。
サルナートの考古学博物館
サルートの考古学博物館には、当地で出土された仏像などの彫刻が豊富に展示されています。中でも一番の見所となるのが、館内の最奥に展示されている初転法輪像です。当館の建物自体は小規模ですが、展示品の質に関しては高いものばかりです。サルートの考古学博物館はサルート観光で外せないスポットの一つです。訪れる誰もが、美しい仏教美術の虜になります。当館へのアクセスは、サルナート駅から徒歩で約13分です。10?3月が過ごしやすくなっており、訪れるには最適のシーズンです。
サルナートの史跡はインド政府によって管理されており、博物館などの建物が公園内に整然と整備されています。当地は仏教の始まりの地のため、毎日多くの修行僧や観光客が訪れます。当地へのアクセスは、ヴァラナシカント駅から約10キロほどの距離になります。バスやタクシー、リクシャなど様々な交通手段があるのも魅力です。