紅茶で有名なインドの「ダージリン」と周辺のおすすめ観光地3選
インドは世界第2位の人口を有する国で、農業とIT産業で世界屈指のGDP伸び率を誇っています。首都デリーから西へ300kmの位置にあるダージリンは紅茶の名産地として名高く、ヒンドゥー教の発祥地でもあることから多くの観光客が訪れる観光地です。ここではダージリン一帯のおすすめ観光スポットを紹介していくので、参考にしていただけると幸いです。
名峰・カンチェンジュンガ
「カンチェンジュンガ」はヒンディー語で神の山という意味で、標高2590mの山です。インド国内で3番目に大きな山で、ダージリンがあるコルタナ州でもっとも高い山になっています。山頂からはヒマラヤ山脈を望むことができ、名峰として現地市民の間でも親しまれているところです。麓から山頂までケーブルカーで向かうことができ、ハイキングに慣れていない方でも気楽に訪れることができます。山頂のカフェではダージリン名産の紅茶を飲むこともでき、雄大な景色と美味しいお茶を満喫することが可能です。
ヒンドゥー教発祥の寺院サムテンチョリン
ダージリンの中心部にある寺院「サムテンチョリン」は、640年代に建立されたヒンドゥー教寺院でインド国内で最古の歴史を有しているところです。この寺院がヒンドゥー教の発祥とされており、三門には神の使いであるガルーダの像が二対備わっています。高さ35mの伽藍にはヒンドゥー教に最高神シヴァが安置されていて、極彩色の煌びやかな全身が特徴的です。1996年に世界文化遺産に登録され、ダージリンのみならずインドを代表する著名な観光地となって大勢の人々が訪れています。
茶摘みを体験できるバタシアループ
世界三大紅茶のひとつダージリンは、コルタナ州タージリン地方で生産されている茶葉のことを指します。「バタシアループ」は観光客向けの茶畑となっており、約1,100ヘクタールの広大な敷地で茶摘みを楽しむことができる観光スポットです。公園も併設されていて、ガーヴェラやシクラメン・ダリアなどの花々が年間をとして目にすることができます。園内の至る箇所にカフェがあり、摘み立ての紅茶とインド伝統の菓子と共に味わうことが可能です。現地市民の憩いの場でもあり、散策を楽しめる場所になっています。
以上、インド・ダージリン地方のおすすめ観光地の紹介でした。首都デリーからヒマラヤ鉄道に乗って2時間で向かうことができる山間部の都市で、年間平均気温が約20度とインド国内の中では比較的過ごしやすい地域です。世界の紅茶好きを唸らせるタージリンの産地でもあり、訪れた際は美味しいお茶に舌鼓を打てる旅行となるでしょう。