悠久の歴史を感じられるインドの観光地アグラの魅力とは

世界的にも独自の文化を発展させてきたインドは、悠久の歴史をあらわす世界遺産の数々と現代で急速に発展した都市の2つの顔を持っている非常に魅力的な国だといわれています。世界中の観光客が訪れるインドの観光地の一つがアグラであり、このエリアには有名な世界遺産の一つである「タージマハル」があります。かつてマハラジャが暮らした歴史上の要所をはじめ、様々な観光地をチェックしていきましょう。

インド観光で欠かせないタージマハル

インドにあるアグラを訪れる観光客の大半がタージマハルを目当てにやってくるほど、世界的にも非常に有名な世界遺産です。タージマハルは5代シャー・ジャハーン帝が愛した妃のために建設させた白大理石の霊廟となっています。庭園前にある水面には、建物が映ることで左右上下が対象となっている姿が非常に美しいとして多くの観光客に称賛されている観光スポットの一つです。当時この建物を建造した際には、建材を輸送するためにインド中から1,000頭以上の象を動員し、チベットからはトルコ石、中国からは翡翠や世界中から数々の宝暦が集められたと言われています。

赤い城と呼ばれるアグラフォート

城壁が赤砂岩で作られているため赤い城と呼ばれる「アグラフォート」は、インド観光でアグラを訪れた際には絶対に押さえておくべき観光スポットです。宝石を散りばめたきらびやかなタージマハルは、当時莫大な費用をかけて建設をしたため国の経済が傾いてしまいました。そのためシャー・ジャハーンの散財を心配した息子によって、晩年アグラフォートに幽閉されたという歴史があります。幽閉されていた部屋を直接見ることは出来ませんが、その隣の部屋からタージマハルを眺めることが出来る特徴を持っています。

コヒヌールジュエリー博物館で宝石鑑賞

世界中の人が魅了されている宝石ですが、インドでは千年も昔から宝石の採掘が盛んであった歴史を持ち、世界で最も古い宝石の産地でもあります。現在で稀に巨大な宝石が発掘されて世界的なニュースになることも珍しくありません。アグラを訪れたならコヒヌールジュエリー博物館に立ち寄って、数々の宝石のコレクションを眺めることをおすすめします。スリランカ産の最高級エメラルドを惜しげもなく使用した数々の宝飾品は、実際に目の前にすると圧倒される存在感があるといわれています。

インド観光で欠かせないエリアであるアグラは、世界遺産であるタージマハルだけではなく沢山の見どころがある人気の観光地です。現代では考えられないような莫大な費用と時間をかけて建設された建造物の数々は、インドの悠久の歴史を直接その目で見ることが出来る貴重な場所でもあります。多くの建造物は歴史上のエピソードを知っていることで、より充実した観光を楽しむことが出来るのでチェックしておくことをおすすめします。

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